劇団四季「名古屋四季劇場」(中村区)で12日「ジーザス・クライスト=スーパースター エルサレム・バージョン」が開幕する。主演する神永東吾と山本紗衣が、公演の見どころを語った。
イエス・キリストの最後7日間を描いたロック仕立てのミュージカル。ヒット作を連発する作曲家アンドリュー・ロイド=ウェバーの初期作品で1971年に米ブロードウェーで初めて上演されて以来、世界各国で愛されている。昨年7月に亡くなった創立者、浅利慶太さんの追悼公演として上演する。
浅利さんから直接演出を受けた神永が「これまでにない集中力で演じられ、先生に支えられている感じ」としみじみ話せば、山本も「四季にとって大切な作品。長く次の世代につなぎたい」と意気込む。
足場の悪い傾斜舞台で難度の高い曲の数々を歌い、100分間の濃密な物語をエネルギッシュに演じる2人。「キリスト教を知らない人にもパッションを感じてもらえると思います。舞台と客席がつながっているような空間を味わって」とPRした。7月7日まで。