お笑い文化台無し!安倍首相の吉本新喜劇出演に府民大激怒
まるでケチョンケチョンだが、吉本も吉本だろう。喜劇王・チャプリンの風刺映画じゃないが、「喜劇」は観客を笑わせるだけじゃない。政治や社会のあり方を批判的に描く側面もあるはずだ。安倍首相を登場させるのであれば、どつき漫才にして「このバカたれ、日本をメチャクチャにしやがって」と、相方が安倍首相の頭を握り拳でバンバンぶっ叩くぐらいの演出があって当然だろう。
それにしても、なぜ、安倍首相は吉本に出演することになったのか。
「安倍さんと維新は近しい関係だから、補選応援で前面に立って自民候補を支援しにくい。それで選挙色を薄めるために新喜劇に出たのでしょう」(大阪府政担当記者)
歴代の吉本社長と近しい関係にある関西大の宮本勝浩名誉教授がこう言う。
「出演の詳しい経緯は知りませんが、吉本は大阪人に愛されている。それを(安倍首相は)人気取りに利用したのではないか。一議員ならともかく首相が舞台に立つのは行き過ぎだと思います。漫才で注目を集めるのではなく、政策を訴えるべきです」
薄っぺらな「アベ政治」の正体見たりだ。