大相撲名古屋場所(7月7日初日、中日新聞社共催)の先発事務所開きが6日、会場となる名古屋市中区のドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)であった。担当部長の出羽海親方(元幕内小城ノ花)をはじめ立田山(元幕内薩洲洋)、若松(元幕内朝乃若)、若藤(元幕内皇司)、岩友(元幕内木村山)の各親方が事務所入り。場所の準備を進める関係者のあいさつに対応した。
令和最初の名古屋の土俵は、夏場所で平幕Vを果たした朝乃山(富山市出身)や昨年の名古屋場所で初優勝した小結御嶽海(長野県上松町出身)ら若手の準ご当所力士に注目。夏場所を休場した横綱白鵬と、かど番の大関貴景勝の再起も見どころとなる。
出羽海親方は、直近9場所で5人が初優勝していることに触れて「若手が上位にきており、誰が優勝してもおかしくない。今までにない流れで、面白い場所になるのではないか」と展望した。
名古屋場所は、2年連続で15日間連続の満員札止めを記録中。前売りでは平日の一部の升席に余裕がある。 (志村拓)