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【競馬・ボート・競輪】

[競馬]エプソムC スワロー鋭脚 順調に良化

2019年6月6日 紙面から

菊沢調教師を背に、ウッドチップコースでプリモスペードと併せて追われるミッキースワロー(手前)=美浦で

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 東京競馬の「第36回エプソムC」(GIII・9日・芝1800メートル)の追い切りが5日、東西のトレセンで行われ、美浦Wで新潟大賞典2着のミッキースワローが余裕の同入。叩き2走目の体調アップを印象づけた。ソーグリッタリングは栗東CWでパワフルな末脚を発揮し、好調キープを強調。阪神競馬の「第24回マーメイドS」(GIII・9日・芝2000メートル)では美浦Wでフローレスマジックが手応え十分に同入。今度こそ惜敗続きに終止符を打つ。栗東CWではスカーレットカラーが躍動し、充実ぶりを見せつけた。

 ミッキースワローはいつもと同じく菊沢師がまたがり、美浦Wをゆっくりと発進。序盤から向正面にかけては頭の高い走りが目に付いたが、直線を向いてからはスムーズに加速した。

 前を走っていた僚馬プリモスペード(3歳未勝利)に内から並びかけると瞬時にギアチェンジ。弾むようなフットワークで余力十分に同入。5F70秒3-41秒2-12秒9をマークした。

 菊沢師は「しまいだけです。いい感じだったね。楽というか、めりはりがついて弾んでいた」と好感触を伝える。前走の新潟大賞典は、勝ち馬より3・5キロも重い57・5キロのトップハンデを背負いながら、小差2着に奮闘した。「力のあるところを見せてくれた。この中間は短期放牧に出し、前回よりも全体的に良くなっている」と順調な良化ぶりに目を細めた。

 どうしても出脚がつかない一方で末脚の破壊力はメンバー屈指のものがある。指揮官は「不器用でスタート後の加速に時間がかかってしまう。周りがクラウチングスタートで、こっちは立ったまま発進するような感じだからね」と苦笑いを浮かべつつも「それでも、しまいの脚はしっかりしているから」と直線の強襲劇に期待を寄せた。

 週末は雨予報も出ているが、トレーナーは「高速馬場になるよりはいい。外差し(馬場)になるなら」とむしろプラスにとらえている。まだまだ進化途上の5歳春。17年セントライト記念以来となる重賞2勝目をつかむ準備はできている。 

  (美浦取材班)

 

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