5月30日、お花畑ラジオの木曜「ACTION」。羽田圭介さんが、お紅茶を学びたい!ということで、紅茶の専門家、ティーブレンダーの熊崎俊太郎さんをお迎えしました。
テーブルは、本当のお茶会さながら・・・
■家庭でも出来る美味しい紅茶の淹れ方
羽田:正しい淹れ方ってあるんですか?
熊崎:正しいというとちょっと語弊が出ちゃうので、私は”最適な淹れ方”と呼んでいるのですが、ただ私の信じる一つの正しさは、紅茶って葉っぱを食べませんよね?
羽田:食べないですね。
熊崎:これをお湯に移して、そのエキスを飲みますよね。ということは紅茶って、料理であり、お引っ越しゲームであるんですね。こっちからいかに美味しいところをこっちへ移すか。葉っぱからカップに移す。そのために必要なポイントを抑えとくと、美味しく出来る。
熊崎:例えばオフィスでは、給湯室に行って、大きい湯沸かしポットがありましたら、差し水ですね。お水を差して再沸騰ボタン。つまり、温度はなるべく高いほうが良い。グラグラにお湯を沸かしておく。その間にマグカップなどの道具を温めておきます。そして、いつものティーバッグでしたら、逆さに指でつまむと、中で葉っぱが踊るスペースが出来ましたね。
羽田:スペース作ることが大事なんですね。
熊崎:そうですね。そして、お湯が先です。
羽田・幸坂:お湯が先!
熊崎:お湯を先にカップに入れて、ティーバッグを浸けるとちゃんと踊ります。
羽田:なるほど!
熊崎:私の教室では、「ティーバッグはインスタントではありません。これは、お湯に沈めて使う、網で出来たティーポットです」と教えてます。中でちゃんと葉っぱが踊って、エキスが摂れれば、美味しいところを飲んで、茶殻を捨てる。
羽田:なるほど。あとは、とにかく温度は下げないこと。
熊崎:そうですね。グラグラにお湯を沸かして。そして道具も温めるのは、葉っぱがお湯に浸かっているときの温度が下がらないようにするためなんです。ですから、マグカップの場合だと小皿で蓋をする。そして熱は下から逃げるので、タオルを敷いてもらって、タオルの上にマグカップを置いてもらって、お湯を先に入れてからティーバッグを入れてもらって、蒸らして頂く。
熊崎:そして浸けたときというのは、茶葉が中で踊って、ティーバッグの表面って平らなんですね。ところが、エキスが出て葉っぱが開くと、茶殻が重くなって角が立つんです。で、ティーバッグの角が立つと「ここからは渋いですよ」というサインですから、もう飲み頃という。
羽田:何分ぐらいでティーバッグを引き上げたら良いんですか?
熊崎:それは角の立ち具合で。土地によって水の質が違うので、角の立ち具合で、または袋の中の葉っぱの開き具合で確認して頂ければ大丈夫です。
飲み比べでは、プロの技を体感!詳しくは、radikoのタイムフリーでお聴きください。