前原圭一

登録日:2009/05/27(水) 05:01:57
更新日:2018/09/21 Fri 06:48:48
所要時間:約 5 分で読めます




ひぐらしのなく頃に』の登場人物。
多くのシナリオで主人公を務める。




通称:口先の魔術師、K、K1
必殺技:固有結界
得物:悟史のバット


昭和58年5月に雛見沢に引っ越してきたばかりの少年。中学2年生。


性格は直情的な熱血漢。
反面、デリカシーがなく無神経だったり女心に鈍感。

成績優秀で頭脳明晰。
反面、腕っぷしは今ひとつでキモヲタにも勝てないほどひ弱だったが、
解に入ってからは不良を撃退したり、レナとほぼ互角の戦いを繰り広げるなど武闘派になりつつある。
沙都子が絡むと最強のロリコンと化す。
そこらの女の子よりもきめ細かく綺麗な肌をしている(魅音談)らしく罰ゲームなどで着る女装が似合ってたりする。

超がつくほどの口達者で、その話術で多くの人(特に同性)を自分のペースに巻き込む力を持っており、梨花曰く「口先の魔術師」。
皆殺し編ではその力を最大限に使い雛見沢住民を一つにまとめあげ、園崎天皇(明王)にして鬼婆こと園崎お魎まで動かした。

しかし余裕が無い突発的な状況では、アドリブがきかず苦しい嘘になりやすい(特に時報後)。
焦った時には「クールになれ」と言い聞かせ精神統一を行うが、事態を収拾するどころか余計ひどくなってしまうためイニシャルをとって「KOOL」と揶揄されている。

実際のところ隠蔽や独善的な方向に走ってしまうので、細かく考えず熱くなった方が効果的なことも多い。
なお、このセリフは他のキャラも使うことがある(詩音やレナや雲雀13など)。

部活でのゲームスタイルは経験不足と読みの甘さを口先でカバーするタイプ。
時折神がかり的な強運と煩悩で勝つこともあるが、大抵は最後に罰が当たって盛大に自爆する。
他には萌え知識やヲタ知識を矢継ぎ早にまくし立て戦意を喪失させ、場合によっては実力行使を加える固有結界と呼ばれる必殺技を持つ。
明確に登場したのは目明し編だが、祟殺し編などでも片鱗が見られる。
昼壊し編では恋にひた走るかぁいいモードのレナをも足止めさせる口撃を見せる。しかし誰も先に行く者がいなかったので意味がなかった。
なお、バイオやメタルギアやDOA、グラディウス(昭和60年)やダライアス(昭和61年)など昭和58年に存在しないキーワードがたくさんあるが、
気にしてはいけない。

ちなみにこうした知識の語りはアニメやコンシュマーゲーム等で保志氏が恐ろしい滑舌で発揮した。
またアニメ版祟殺し編では風呂でのぼせあがっていた沙都子を見つけた時に、ふすまを蹴り倒しながら叫んだ「ウッディ!」がネタにされている。
この言葉に意味はなく「うおおおお!」のようなかけ声なのだが、どこをどう指示したらこうなるのか不明。

女心に鈍感ではあるものの性格から結構好意を持たれており、女こまし編では祟りの影響で性格が一変していたのもあるが雰囲気と言葉で部活メンバーを魅了していた。
煌では自分を庇った詩音に好意を持たれたり、君恋し編ではお魎に惚れられたりもしている。

ちなみに「暇潰し編」クリア後の「お疲れ様会」において「悪の暗黒四天王」が結成されてから‪入江京介(イリー)、富竹ジロウ(トミー)、大石蔵人(クラウド)と‪萌えを求道する同士・魂の兄弟ソウルブラザーとして交流があり、罰恋し編に羞晒し編‬と言った短編やひぐらしデイブレイクではよくこの設定が使われていたりする。
‪その活動は表立ってはいないもの、雛見沢村内やエンジェルモート等において、その萌えの追求の為の活動をしてる様子。 ‬
なおソウルブラザーとして呼び合う際の圭一の呼ばれ方は「K」。 ‬


苦手なことは料理。
基本理論すら理解しておらず、野菜炒めを作ろうとした時には家を焼きかけた。
ただし、両親とデイキャンプに行くことが多いため、飯炊きだけは得意。


(広義では)画家の父親がアトリエを兼ねた大きな家を建てた事や都会から越して来た為、雛見沢の住民から大金持ちのぼっちゃまのように見られているが、
本人は小遣いの1000円を必死にやりくりしている。



かつては類い希な秀才だったが、それ故に他人を見下す卑屈な性格になり、勉強のストレスから他人にモデルガンを当てて楽しんでいたが、
ある日女の子(CSでは女性)の目に怪我をさせて怖くなり罪の意識が芽生え自首、父親のすすめで雛見沢に逃げるように引っ越してきた過去を持つ。

雛見沢の悪習をはねのける新たな風として期待される反面、自身が惨劇の原因となることが大半。

鬼隠し編では雛見沢症候群を発症し、人間不信を悪化させて周りに暴言を吐いたり、レナや魅音を撲殺するなど自己中心的かつヘタレな姿が目立ち、
祟殺し編では沙都子を理由に殺人を正当化する面があった。

だが罪滅し編よりかつての記憶を継承することで惨劇に立ち向かう強い意志を持つまでに成長。

祭囃し編とは別に描かれた最終章澪尽し編では親戚の葬式で東京に戻った際、怪我負わせた女性とその両親たちの謝罪に行き、帰り際に女性から怪我を負わせたモデルガンの玉を託され二度と、馬鹿な事を考えず、自分の周りの人たちのことを守って、傷つけない人間でい続けることを誓っている。
断片的ではあるものの罪滅しと同じく記憶を継承しており、誰よりも早く梨花に協力し、惨劇の未来に立ち向かい奮闘する。

「クールになれ」と自分に言い聞かせていた圭一が決意により誰よりも強く、落ち着いた心を持っていた澪尽し編はあらゆる末路を辿った前原圭一の集大成とも言えるかもしれない。





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