「先輩に好かれたくて、人脈を広げはじめました」

LINEの友だちは上限超え。カラテカ入江の人脈はなぜ“広く浅く”にならないのか?

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マイブリッジ株式会社

仕事・ビジネス

仕事に活きる人脈がほしい

誰しも一度は思うことではないでしょうか?

でも、実際に人脈を広げようと思ってもどうしていいかわからないし、無理に広げると“広く浅く”になってしまう気もする…。

そんな悩みを相談するとしたら、広すぎる「人脈」を持つこの芸人さんでしょう。

【入江慎也(いりえ・しんや)】お笑いコンビ「カラテカ」ツッコミ担当。株式会社イリエコネクション代表取締役社長。バラエティ番組出演やお笑いライブ活動を続ける一方、ビジネス界、スポーツ界などに幅広い人脈をもつ。近年では講演活動で全国を飛びまわり、人脈構築術やコミュニケーション術を多数のビジネスマンに伝授。2015年には主な著書に『使える!人脈力』『夢をかなえる営業力』など

人脈を活用して起業までしてしまったというカラテカの入江さんに、「価値ある人脈」を築くために大切なことを教えてもらいました!

〈聞き手=宮内麻希(新R25編集部)〉

LINEの友だち登録数は、“上限超え”の8000人

入江さん

入江さん

最近、LINEの友だち登録が上限まできちゃって、スマートフォンをもう1台買ったんですよ。LINE登録のためだけの2台持ちです。

宮内

宮内

え!? LINEの友だちに上限なんてあるんですか…

入江さん

入江さん

そう、5000人が上限なんです

これはこれでネタとしては面白かったんですけど、上場企業の社長とLINEを交換するときに「上限で登録できなくて…」なんて言えないじゃないですか(笑)。

宮内

宮内

そうですね…。2台合わせるとどのくらいの人数になるんですか?

入江さん

入江さん

8000人ぐらいですね。

宮内

宮内

想像を超えてました。

入江さん

入江さん

ただ、あとから誰が誰だか思い出せないこともあって、管理が大変なんです。LINEに登録する名前のうしろに会った場所を無理やり追記したりして(笑)。

宮内

宮内

それでも思い出せないことが多そうですね(笑)。

ちなみに、ちょっと想像ができないのですが、8000人とつながるとどういう状況になるんですか?

入江さん

入江さん

週刊誌でゴシップネタが取り上げられるじゃないですか。そういうときに登場してるのはほぼ知ってる人ですし、ちょっと前に聞いてたネタだったりしますね。

たとえば…

「あ、ここ記事にできないや(笑)」

入江さん

入江さん

それでいうと、もっと人脈が伝わるものも持ってきました。

これまで交換した名刺の一部
なんですけど、これで6000枚くらいあるのかな

宮内

宮内

人脈が一発で伝わる写真をありがとうございます。

入江さん

入江さん

これだけの数があると、まったく名刺の整理が追いつかなくて困ってたんです。

それで最近、LINEの『myBridge』という名刺管理アプリを使いはじめたんですけど、これがめちゃくちゃ便利なんですよ。

おまかせスキャン」っていうサービスがあって、この段ボールごと名刺を送ると、全部アプリに登録してくれるんです。しかも無料で。枚数制限もありません

宮内

宮内

…無料!?

入江さん

入江さん

そうです。だから今、スマホにこれら全部の名刺データが入ってます。

検索もできるので、カンタンに情報を引き出せますよ。

宮内

宮内

たとえば、企業の社長さんって何人くらい登録されてるんですか?

入江さん

入江さん

どうだろう? 試しに「代表」で検索してみますね。

入江さん

入江さん

1205人だ

宮内

宮内

すごすぎる。ただ、さっきも言ってましたが名前を見ても誰が誰だかわからなくないですか?

入江さん

入江さん

いや、このアプリは交換したその場で名刺を撮影して取り込めるし、メモ機能があるので、会った場所や目的、話した内容とかの追加情報もすぐ入れられるんです。

だから、もう一度会って名前を聞いたときに「誰だっけ」となっても、すぐに検索して確かめられるという。

入江さん

入江さん

あとは、人を職種とか業界ごとに分けられるグルーピング機能も使っていて、これなら相手の名前を忘れても探しやすいんです。

あと、アドレス帳に登録していない場合でも、着信時に名前が表示されるので安心。

いくら名刺交換してもリスクがない。無敵です(笑)。

人脈を広げはじめたきっかけは、先輩に気に入ってもらうため

宮内

宮内

そもそもの話になってしまうのですが、入江さんってなんでこんなに人脈を広げてるんですか?

入江さん

入江さん

もともとは、先輩に名前を覚えてもらうためでしたね。

デビューしたての頃、相方の矢部(太郎)が一気にブレイクしたんです。そしたら、先輩たちから「矢部の相方」って呼ばれるようになったんですよね。

入江さん

入江さん

悔しくて、「ゼッタイ矢部を負かせたる」ってずっと考えてて。

でもいきなりテレビに出るなんて無理だから、先輩と仲良くなって名前を覚えてもらうことからはじめようと思って。当時先輩方がこぞってハマっていた麻雀を勉強したんです。

宮内

宮内

同じ趣味をつくって、先輩に誘ってもらうと。

入江さん

入江さん

そうそう。狙い通り先輩に呼ばれることが増えはじめたタイミングで、今度は「どうしたら先輩を喜ばせられるか」を考えるようになって。

先輩はみんな独身だったので、「そうか、女の子だ」と。

入江さん

入江さん

当時ちょうどナンパにどハマりしていたので、女の子の知り合いがたくさんいて。ナンパすればするほど、先輩にも可愛がってもらえたんです。一石二鳥じゃないですか?

宮内

宮内

なるほど(笑)。

入江さん

入江さん

テレビに出るようになったのも、『入江のナンパスペシャル』というテーマで、今田(耕司)さんに『やりすぎコージー』に呼んでもらったのがきっかけなんです。

そのあたりから、「人脈って想像以上に自分の武器になるな」と思いはじめたんですよ。

そう思ってからは呼ばれた飲み会には必ず参加するようにしていて、次第にどんどんいろんな人に紹介してもらえるようになりました。

起業したのは、これからも芸人を続けるため

宮内

宮内

2015年には、株式会社イリエコネクションを立ち上げられましたよね。かなり順調とのウワサもありますが…

入江さん

入江さん

会社をつくったのは、芸人としての仕事を続けるためですね

芸人の世界って縦社会なので、売れてるとか関係なく、先輩が後輩にご飯をおごらなくちゃいけないんです。でも会社員みたいに、ベテランになったからといって安定するわけでもない。

あれ? キャリアを積むほど、芸人でいることにお金がかかるじゃん」って気づいたんです。

入江さん

入江さん

でも、マネージャーに懇願したからといって仕事がくるわけでもないし、自分の仕事は自分でつくるしかない

僕は今でも自分が自分の営業マンだと思うようにしてるんですけど、個人的に仲良くさせてもらっている社長さんからCM出演のお話をいただいたこともあります。3年前にイベントを主催したときの資金2000万円も、飲みで出会った方々からの協賛ですから

普通は吉本経由で仕事が来るところを、僕はダイレクトにお願いされたりするんです。本当に人脈によって救われてます

宮内

宮内

すごい…! そういうお願いをするときのコツってあるんですか?

入江さん

入江さん

お互いアルコールが入っている状態で、「僕の夢を応援してください!」って限りなくシンプルに伝えますね。

そしてOKをもらえたら、すぐに目の前のグラスを飲み干します(笑)。

宮内

宮内

ストレートに、気持ちよくお願いするんですね。

入江さん

入江さん

そうですね。酒の席は交渉しやすいですよ(笑)。

そういうことをしているうちに、「この人脈、芸人以外にも活かせるのでは?」と思って、営業代行やPR、商品企画をメイン事業にした会社を立ち上げました。

宮内

宮内

いっそのこと、お金のかかる芸人を辞めて、会社に専念するのが良いのではとも思ってしまいますが…

入江さん

入江さん

いや、社長さんたちはみんな“お笑い芸人が会社をやってるから”興味を持ってくれるんですよ。

片方では意味がなくて、芸人と経営者という掛け算が僕の価値ですから

芸人として舞台に立つときは散々いじられるんですけど、出番が終わった後はベンツに乗ってドヤ顔で帰るのが僕の夢です(笑)。

会った人と関係を築くには、「有言実行」と「WBC」が大切

宮内

宮内

ただ、人脈を広げすぎると、関係性が浅くなってしまったりしませんか?

入江さんのようにつないで、意味のある人脈にしていくにはどうしたらいいんですかね?

入江さん

入江さん

会った次の日に必ずお礼を言ったり、著書や新商品が出たらすぐに買って感想を送ったりはしてますが、やっぱり基本は「有言実行」ですよね

交流会とかに行くと、「今度ごはんに行きましょう」とか盛り上がるじゃないですか。でもこれ、放置してると意味のない顔見知りが増えるだけなんですよね。

だから僕、どんなにノリで約束した「ごはん行きましょう」も、家に帰って必ずメモしてるんです。空いた時間にそれを見返して、達成したら斜線を引いていく。

宮内

宮内

そんな裏側があったとは。

入江さん

入江さん

あとは、「仲を深めるWBC」ですね。

「W」は笑う。「B」はびっくりする。ここまでは、リアクションを大きくしろって話です。

宮内

宮内

「C」はなんですか?

入江さん

入江さん

チェックです。

相手のSNSをチェックしておいて、会ったときに「昨日飲まれてたワイン、あれどこのなんですか?」って聞く。そこから、自分もワインを飲みたい感を出すんです(笑)。

入江さん

入江さん

直接「飲みたいです」だと、相手も引いちゃったりするじゃないですか。

あくまで「SNSを見ました」という報告のなかで、「今度、来る?」と言われるのを待つんです。

宮内

宮内

なるほど! そうやって次につなげればいいんですね。

「はじめて」は、相手を気持ちよくさせる魔法の言葉

入江さん

入江さん

いや〜、でもこんなに聞き方のうまいインタビュアーさん、はじめてですよ

宮内

宮内

え、なんですか突然(めっちゃうれしい)。

入江さん

入江さん

今、うれしくなかったですか?

「はじめて」って、相手を気持ち良くさせる魔法の言葉なんです。

宮内

宮内

(まんまとのせられていた)

入江さん

入江さん

ごはんのときだったら、「こんなに時間が経つのはやいの、はじめてです」「すごい緊張してたんですけど、こんなに自分を出せたのはじめてです」とか。

ウソかな、と思ってもうれしいじゃないですか?

宮内

宮内

ですね…!

入江さん

入江さん

ちょっと気の合わない人にも使えますよ。

こういう考え方、はじめて聞きました!」とかね。

宮内

宮内

うまい(笑)。これは仕事でも使ってみたいです。

でも、自然に褒めるのってなかなか難しいですよね。目上の人とごはんを食べているときとか、ワザとらしくなっちゃったりするというか…

入江さん

入江さん

わかります。「お金持ってますね」とか「仕事できますね」だと、いくら自然に言おうとしてもいやらしくなっちゃいますから。

そういうときは、その人の“姿勢”を褒めるといいですよ

宮内

宮内

姿勢?

入江さん

入江さん

オススメは、「ホント社長、ストイックっすよね〜」って独り言っぽく言うこと。

入江さん

入江さん

え、いつ寝られてるんですか?」もいいですね。「僕なんてめっちゃ寝ちゃいますもん。そこが自分との違いですよね〜」とか。

宮内

宮内

入江さんが2000万円を集める男である所以がよくわかりました。

座右の銘は「行った先に何かある」。悩んだらとりあえず出かけてみよう

宮内

宮内

著書『のしあがる力』のなかでは、今でも誘いは基本的に断らないと言っていましたよね。

まだ人脈を広げたいと思っているんですか?

入江さん

入江さん

正直な話、今はキャラクターでやってるだけで、もう人脈をほしいなんて思ってないです(笑)

ただ、選択肢は広がるなと思うんですよ。たとえば、仲良くなりたい人が人間ドックを探していたときに、良い先生を知っていればすぐにアテンドできるじゃないですか。

入江さん

入江さん

それで喜んでもらえたら純粋にうれしいし、もしかしたらまたごはんに誘ってもらえるかもしれない。

だからまだ行きたくない会食にも行きますし、ご好意でドンペリとか入れてもらったときも、「その8万円がほしいわ」って心の中でツッコみながら、よろこんで飲んでます。

宮内

宮内

入江さんこそストイックですね…!

最後に、人脈や人付き合いに悩むR25世代にアドバイスをいただきたいです。

入江さん

入江さん

僕、座右の銘が「行った先に何かある」なんです

そもそも、自分が動かなければ何も起きないんですよね。でも、動きつづけていれば、必ずチャンスがきます。カンタンなのは、もらった名刺をちゃんと活かすことですよ。

眠ってる名刺があるなら、一気に『myBridge』の「おまかせスキャン」で名刺管理して、会いたい人に自分から連絡してみるとかね。

宮内

宮内

入江さんに言われると説得力があります。

入江さん

入江さん

後輩にもよく話すんですけど、「悩んだら、とりあえず出かけてみろ」と。SNSで「いいね」するだけじゃなくて、行動してみてください。

その先に、絶対何かあるんで。

〈取材・文=宮内麻希(@haribo1126)/撮影=三浦希衣子〉

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