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セキレイ ただ今子育て中 げた箱の巣でひなスクスク

母鳥から餌をもらおうと大きく口を開けるひな鳥=白山市北星中で

写真

白山・北星中

 白山市北星中学校の生徒用げた箱の一角に、セキレイとみられる鳥が巣を作り子育てをしている。ひな鳥が母鳥に抱かれ、すくすくと育つ様子を生徒たちが見て楽しんでいる。(都沙羅)

 巣は、屋外廊下の現在は使用されていないげた箱の右上の一角内にある。五日午後四時ごろには、生徒たちが見守る中、体長約二〇センチの母鳥は羽を揺らしながら巣に近寄り、捕まえた昆虫をくちばしに加えてひな鳥に与えた。ひな鳥は食べ足りない様子で大きく口を開けて「ピィピィ」と鳴いていた。

 同校によると、巣は五月上旬ごろ、通り掛かった生徒が見つけたという。間もなく産卵し、五月下旬ごろにひな鳥が産まれた。母鳥が毎日、ひな鳥を温めたり、餌を与えたりしてすくすくと順調に育っているという。

 学校の生徒や教師ら全員が、温かい目で親子を見守っている。ほぼ毎日巣を観察している三年の加嶋七海さん(14)は「卵の時から見ていた。廊下を通るたびにひな鳥が大きくなっていて成長を間近で見ている感じがする」と笑顔で話した。

 いしかわ動物園(能美市)によると、セキレイは全国の平野部から山間部までに分布し、家屋の隙間や自動車のボンネットの中に巣を作ることもあるという。一般的には二、三週間で巣立つ。

 

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