電子部品製造会社の元社員 中国企業に技術情報を持ち出した疑いで逮捕
商品の技術に関する情報を不正に持ち出した疑いで、京都の電子部品製造会社の元社員の男が逮捕されました。
不正競争防止法違反の疑いで逮捕されたのは、NISSHAの元社員で中国在住の寺谷和臣容疑者(43)です。
NISSHAはスマートフォンの部品などを生産していて、寺谷容疑者はおととし、技術情報を不正に複製し中国の競合企業に持ち出した疑いが持たれています。
警察によると、技術情報が保存されているサーバーには寺谷容疑者がアクセスした記録が残っていたということです。
寺谷容疑者は犯行後すぐに中国の企業に転職していて、調べに対し「参考のために複製したことは間違いないが、不正に利益を得るつもりはなかった」などと容疑を一部否認しています。