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不審な船から覚醒剤 約1トン押収
静岡県南伊豆町で不審な船から覚醒剤およそ1トン、末端価格600億円相当が押収され、中国人7人が警視庁などに逮捕されました。国内で1度に押収された量としては最多となる見通しです。
覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕されたのは、中国籍の陳浩文容疑者(40)ら7人で、今月3日夜、静岡県南伊豆町の海岸で船の中で大量の覚醒剤を所持していた疑いがもたれています。警視庁によりますと、岸に着いた船から7人が覚醒剤を運び出しているところを警視庁や海上保安庁の捜査員らが踏み込んだということです。
「全身真っ黒、非常に疲れたような感じで、しょぼんとなって座っていた。その横に海上保安庁の私服の人がいて、尋問していて、中国語で。何を話しているか分からない」(中国人を見た住民)
船内からは覚醒剤、あわせておよそ1トンが見つかり、末端価格は600億円相当に上り、国内での押収量としてはもっとも多くなる見通しです。取り調べに対し、7人は「知らない」と容疑を否認していますが、警視庁などは海外の麻薬密輸グループとみて、詳しい入手方法を調べています。