<朝ドラあるある>の第7弾は、第4弾で取り上げた「のぞき見&盗み聞きがありがち」の“後編”を特集!
ヒロインがのぞき見していたり、されていたり…朝ドラ作品の中でたくさん見かけますよね。作品別で印象的なシーンをご紹介します。
「のぞき見&盗み聞きがありがち<前編>」はコチラ ≫
のぞき見&盗み聞きがありがち【後編】
<希(まれ)、バレバレ>
一人前のパティシエになるため、石川・能登を出て横浜にある「マ・シェリ・シュ・シュ」のオーナー・池畑大悟(小日向文世)の元で修業を始めたヒロイン・津村 希(まれ・土屋太鳳)。
ある日、店の前を掃除していると、信用金庫の担当者がやってくる。慌てて隠れる希だが、話の内容が気になり、窓に耳をあてて盗み聞き。【第57回】
<恋のキューピッド・エリー>
ヒロイン・亀山エリー(シャーロット・ケイト・フォックス)は、お世話になっている家の娘・森野ハナ(小池栄子)と、エリーの夫・政春(玉山鉄二)の会社の工場長・八澤俊夫(八嶋智人)が、顔を合わせるたびに口ゲンカをしていることが気になっていた。
あるとき、ハナに見合いの話が持ち上がる。それを知ったエリーは、政春に相談し、俊夫の気持ちを確認することに。ハナに思いを寄せるものの、煮え切らない態度の俊夫。するとそこへハナがやって来る。俊夫を酒蔵へと連れて行ったハナは「おら、俊夫さんが好きだ」と告白。俊夫も勇気を出して「わしの嫁になれ」と伝え、2人は無事に結ばれる。その様子を遠くから見守っていたエリーと政春も、喜びを分かち合った。【第105~106回】
<初孫!>
ヒロイン・西門め以子(杏)と夫・悠太郎(東出昌大)との間に待望の赤ちゃんが生まれる。この出産を機に、長い間悠太郎たちから絶縁されていた義父・正蔵(近藤正臣)は家の敷居をまたぐことができ、一緒に初孫の誕生を喜んだのだった。
そこへ、め以子の弟・卯野照生(井之脇海)に幼なじみの泉 源太(和田正人)、悠太郎の妹・希子(高畑充希)、小説家・室井幸斎(山中 崇)たちも次第にやってきて、総勢9名で微笑ましくめ以子たちをのぞき見。【第78回】
<「うちが乗れるだんじりや!」>
ヒロイン・小原糸子(尾野真千子)は、裁縫に夢中な女学生。ある日、実家の呉服家の集金に行くように頼まれた糸子は、道すがらにあったパッチ屋のミシンに目が釘付けになる。ミシンの存在を知らなかった糸子は、「だんじりは男しか乗れないけど、あれはうちが乗れるだんじりや!」と、大興奮。【第7回】
<「男だけが強くなって…うちは置いていかれる!」>
幼なじみ・安岡勘助(尾上寛之)がいじめられている現場を目撃した糸子。仕返しを試みるが、逆にやり返されてしまう。糸子は「だんじりも乗れず、ミシンも使えず、勘助に助けてもらった自分はもう終わりだ」と、男に負けるのが悔しい思いで泣き叫ぶ。
そんな糸子を隠れて見ていた父・善作(小林 薫)は、不びんに思い、女学校を辞めてパッチ屋で働くことを許可。あまりの嬉しさに善作の話も聞かずに転げ回る糸子だった。【第12回】
<妹の恋を見守る糸子>
闇市で見つけた鮮やかな水玉模様の生地で、友人のためにワンピースを作った糸子。そのワンピースを見て、妹・静子(柳生みゆ)が「一生のお願い! そのワンピース、今日うちに着させてもらえへんやろか?」と土下座をしてお願いする。
何事かと思い静子の話を聞くと、密かに待ち続けていた好きな人が、今日戦地から帰ってくる、とのこと。糸子はすぐに服のサイズを静子のサイズに詰め直し、陰から再会を見守った。【第81回】
<お見合い相手を確認>
ヒロイン・飯田布美枝(松下奈緒)は、漫画家の水木しげる(向井 理)と見合いをすることに。当日、父から合図をもらったら部屋の中に入るように言われていた布美枝だが、なかなかその合図がない…。部屋の前でしばらく待つものの、中の様子が気になってしまい、ふすまを少しだけ開けて見合い相手を確認。【第15回】
<お約束>
東京でプロのサッカー選手を目指す、ヒロイン・玉木つばさ(多部未華子)の恋人・大谷翔太(小柳 友)。試合中にケガをして川越に戻ってきた翔太は、リハビリ期間中、つばさが勤めている“ラジオぽてと”に下宿することに。
引越しの手伝いに来たつばさと翔太は、自然と良い雰囲気に。
そこでふと、怪しい気配を感じた、つばさ。部屋のドアを開けると、聞き耳を立てていた“ラジオぽてと”のメンバーたちが雪崩れ込んでくる。【第73回】
<婚約者の紹介>
里親養育を行う一本木家の元里子・遠藤恵子(宇野実彩子)が、恋人・勝俣征二(田中幸太朗)との結婚の許しを得に、父・勝太郎(西田敏行)に会いに来た。様子の気になる近所の者たちが、外からバレバレののぞき見。【第52回】
<お客さま確認中>
ヒロイン・一本木瞳(榮倉奈々)たちに、着ぐるみでダンスするアルバイトの依頼が。お客様はお年寄りなため、盆踊りのアレンジを取り入れながら意気込んで披露。しかし、まったく盛り上がることなく終わってしまう…。【第54回】
<死んだふり>
落語家を辞めてしまった徒然亭草若(渡瀬恒彦)は、出前の代金を払えず、居酒屋「寝床」の店主・熊五郎(木村祐一)を困らせていた 。それを知ったヒロイン・和田喜代美(貫地谷しほり)は、代金をちゃんと支払うよう草若に促すが、草若は「それなら俺死ぬわ。死んだら借金払わなくて済む」と言い出す。
出前を持ってきた熊五郎は、手ぬぐいを顔に被り横たわる草若を見て、死んだと思い込み、がく然とする。そんな熊五郎のだまされっぷりに機嫌を良くした草若は、起き上がって「こんなに筋書き通りに行くと思わんかったなー」と大笑い。これには熊五郎も怒って出て行ってしまう。
喜代美は熊五郎に謝ろうとお店へ向かうが、「布団はいででも、ツケ全部払わしたる!」と息巻いている熊五郎たちの姿を見てしまう。これは大変なことになった、と焦る喜代美だったが、その後草若の元に“大阪一のスゴ腕の借金取り”がやってきたことで、この一件はうやむやとなる。【第16回】
<壁の穴>
福井・小浜から大阪に出てきた喜代美。偶然出会った上方落語の師匠・徒然亭草若に連れられ、徒然亭宅に転がり込んでいたが、大阪に出てきても何も変わらない自分がみじめになり、小浜に帰ろうかと考えていた。そんなとき、草若の弟子・草々(青木崇高)から「師匠が生き生きするから、ここにおって欲しい」と言われ、草々が下宿する部屋の隣に住むことにする。
初めての1人暮らしに寂しさと不安でいっぱいになった喜代美は、部屋で泣き出してしまう。すると、隣の部屋から何やら話し声が聞こえてくる。壁に開いた穴から隣をのぞくと、そこには懸命に落語を練習する草々の姿が。その様子に心を打たれた喜代美は、思わず笑みをこぼし、大阪で生きていく覚悟を決める。【第18回】
<地獄八景亡者戯(じごくばっけいもうじゃのたわむれ)>
草若の五番弟子となった喜代美は、一人前の落語家になるべく、忙しい毎日を送っていた。ある日のこと、草若が落語の演目「地獄八景亡者戯」を稽古しているところをのぞき見した喜代美は、その面白さに、「いつか自分にも稽古をつけてほしい」と草若に頼む。
しかし、草若は「お前には教えられない」ときっぱり言い放つ。師匠に見放されたと思い込み、ショックを受ける喜代美。しかし、この時の草若の言葉の裏には「自分の命はもう長くない」という意味が隠されていたのだった…。【第104回】
<長女・春子のデートを察知>
長女・岩田春子(紺野まひる)をフィギュアスケート選手としてオリンピックに出場させることが、母・照子(浅野ゆう子)の夢。その重圧に耐えきれなくなった春子は、「スケートをやめる!」と照子にタンカを切る。急にそんなことを言い出した春子を不審に思った照子は、春子の行動を監視し始める。ある日のこと、部屋でおめかしをしている春子をのぞき見してしまい、照子は嫌な予感…。
動揺した照子は、誤ってふすまに顔を挟んでしまう…。【第93回】
<思い出の中で生き続ける>
ヒロイン・古波蔵恵里(幼少時代:浦野未来)の実家は、沖縄・小浜島で民宿を営んでいる。
ある日、東京から、上村静子(真野響子)と長男・和也(遠藤雄弥)、次男・文也(幼少時代:山内秀一)親子が、宿泊者として民宿にやって来る。
1日を楽しく過ごした和也は、文也に「(小浜島で)楽しい思い出をいっぱい作れ」と言う。文也が「なんで?」と聞き返すと、「だって、その思い出には俺がいるだろ」と笑う。
実は、和也は不治の病に侵されていた。そんな兄からの別れを予感させるような言葉に、文也は思わず涙がこぼれそうになる。
そっと部屋を抜け出し、母の胸で泣き叫ぶ文也。その様子をドアの隙間からのぞき見してしまった恵里は、「沖縄のティダ(太陽)」できっと和也の病も文也の苦しみもなくなる、と祈る。【第2回】
<ゴーヤーマンの売れ行きはいかに…?>
勝手気ままな生活をしていた兄・恵尚(ゴリ[ガレッジセール])が、小浜島に帰ってきた。突然、にがうりの形をした土産物の人形「ゴーヤーマン」を世界中に売ろうと、言い出した恵尚。その提案に恵里(国仲涼子)と父・恵文(堺 正章)は大賛成するが、母と祖母と弟は不安そうな顔。それでも渋々賛成し、資金を提供してくれることに。
出来上がったゴーヤーマンを店頭に置く日、恵里たちは気になって売り場をのぞき見。しかし、全く売れない様子にがっかりするのであった…。【第11回】
<夢>
高校で野球部のマネージャーをやっていた恵里。その時のキャプテン・与那原誠(宮良 忍)は、夢を追いかけて大阪で野球を頑張っていた。そのことを嬉しく思っていた恵里だが、ある日突然、東京の恵里のバイト先に、誠がやってくる。 「ひじをケガしたから野球はやめた」という誠の話を聞き、恵里はショックを受ける。
夢に破れた誠を思い、恵里が泣いていると、同じ下宿屋の住人・池端容子(余貴美子)から声をかけられる。恵里の話を聞いた容子は、「人のために泣けるのっていいねえ。えりぃちゃんは、きっと人のことで泣いたり、笑ったりする仕事が向いてるだろうね」と励ます。
そんな2人の会話を、メルヘン作家の城之内真理亜(菅野美穂)が盗み聞きしていた。【第32回】
<同室別居>
ヒロイン・川村あぐり(田中美里)は、望月エイスケ(野村萬斎)と利害の一致でしぶしぶ結婚。もちろんお互い恋愛感情はなく、結婚後も部屋の真ん中に屏風(びょうぶ)を立てて生活していた。
ある日、あぐりが三味線を練習していると、隣で本を読んでいたエイスケから「才能ないのに練習するなんて、時間のむだ遣いじゃないの?」と言われてしまう。腹を立てたあぐりは、屏風のすき間からのぞき込み、「あなたの小説だって、時間の無駄遣いじゃないの?」と、小説家を目指すエイスケに向かって嫌味を言い返す。【第12回】
<麗子の欲しいもの>
ヒロインで双子の姉妹・野田麗子(幼少時代:三倉茉奈)と香子(幼少時代:三倉佳奈)には、それぞれ欲しいものがあった。麗子はピアノ、香子は将棋盤だ。
両親にお願いすると、器用だった父・光一(段田安則)が将棋盤を手作りしてくれ、香子は大喜び。しかし、何でも作ってしまう父にもピアノを作ることは難しく、買うには高くて無理だと言われてしまう。麗子はショックを受け、父に強く当たる。
その日の夜、目が覚めてしまった麗子は、両親が「生活がギリギリだ」と話しているのを盗み聞きする。事情を知った麗子は翌朝、「私、ピアノいらんわ」と言い、両親に心配をかけないように明るくふるまう。【第3回】
その後、なんとかやりくりの末、中古の電気ピアノを買ってもらえることになり、一件落着する。
<別れの挨拶>
相撲部屋の力士たちの健康管理を担っていた医師・安藤竜太(渡辺いっけい)が、町を去ることに。その日が明日に迫り、竜太が相撲部屋に別れの挨拶をしにやって来る。すると、力士たちから「両国を忘れないで欲しい」と、大きな力士の人形を手渡される。「お前らのようにこの人形に土をつけて欲しい」と竜太が頼むと、力士たちは一斉に人形を汚しだす。
竜太に想いを寄せているヒロイン・藪沢ひらり(石田ひかり)は、そんなやり取りを寂しそうに見つめていた。【第151回(最終回)】
<奉公に出るおしん>
貧しい小作の家に生まれたヒロイン・谷村しん(幼少時代:小林綾子)は、母・ふじ(泉ピン子)が子どもを身ごもったため、口減らしで奉公に出ることに。その前日、しんは母から「これからは1人で生きていくんだ。辛い目にあっても我慢だ。でもどうしても辛いときは帰ってこい」と優しく声をかけられる。母に抱きつき、声をあげて泣き出すしん。そんな2人の会話をこっそり聞いていた祖母・なか(大路三千緒)は、静かに涙を流す。【第7回】
<授業に興味津々のおしん>
奉公先での仕事が想像以上に大変で、気が滅入ってしまうしん。ある日のこと、子守りをしていたしんは、小学校へ向かう子どもの後ろをついて行ってしまう。学校ではどんなことをするのか気になり、授業を窓からのぞき見する。【第9回】
<突然のお殿様の帰郷>
いつもより早く帰宅した父の様子が気になり、両親の会話を盗み聞きするヒロイン・小野間真琴(浅茅陽子)。町でお殿様と呼ばれている貴族院議員の白川義信(船越英二)が東京から戻ってくる、という話を聞いた真琴は、あわてて外に出る。
実は、このお殿様に見初められた女子1名が、この町の最高の名誉とされている行儀見習いに上がることになっていた。行儀見習いになりたい真琴は、飛行機が好きなお殿様にアピールするため、歓迎飛行として飛行機の模型を丘の上から飛ばす。【第3回】
<アプローチ命令>
白川議員の行儀見習いになることができた真琴だったが、白川の妻・春子(馬渕晴子)から嫌われてしまう。あるとき、白川の秘書を目指す梶山(尾崎開三)が真琴に思いを寄せていることに、白川家の女中・高沢兼子(千石規子)が気づく。兼子は真琴をのぞき見している梶山の首根っこをつかまえ、春子の元へと連れていく。
そこで春子は「真琴をあなたに夢中にさせなさい。他のことなんか何も考えられなくなるくらいに」と、梶山に命令する。逆らえない梶山はその命令を聞き入れ、真琴に猛アプローチをすることに。
なかなか上手くデートに誘えない梶山をのぞき見しながら、ヤキモキする兼子。結局、真琴に思いを寄せる別の者に邪魔をされ、梶山はデートに誘えずじまいとなる。【第28回】