以前から、悪質な極右のヘイトスピーチに狙い撃ちされている川崎市が、事前にヘイトスピーチを行なわないことを条件に、極右団体に会場の貸与を認めるという行政指導を打ち出しました。それを伝えるニュースが下記のようなものです。

 川崎市は2日、公的施設でのヘイトスピーチを事前規制する市のガイドラインに基づき、市教育文化会館の利用を申請した団体に差別的言動をしないよう警告した上で許可した。この団体は6月、同じ施設で講演会を開催予定だったが、ヘイトに反対する数百人の抗議を受けて中止していた。市によると、3月施行のガイドラインを適用した行政指導は初めて。(共同通信) 

 この川崎市の方針に対してのネットのなかの「日本人」の反応は、次のようなものになっています。

 右も左も同じように扱ってください。偏りがあるから余計過激になるんだと思います。

 事実をヘイト扱いされてるのが今の日本の現状であり、何でもヘイト扱いする側の方を規制するべきである。

 今更ながらヘイトスピーチそのものが日本を分断する為のものと認識しています。在朝も悪いのだがそれをわめいて問題をでかくし対立を作る構図ですかね。

 ヘイトをし続ける某隣国にはもっと強く指導して欲しい。

 きょくじつきをせんぱん旗と発言すること自体国をあげたヘイト発言

 普通の批判までヘイトとレッテル貼ってる姿が多々見受けられる。これは逆にヘイトであり、市はそれも注意しなければならない。

 しかし日本に対して不利益を与える者達は取り締まれなければあかん。

 言論弾圧。不法滞在者相手に退去を求めることの何がいけないのか?そもそもこの異状な状況を放置している行政が悪い。

 ヘイトする事は良くないが、される側にも原因がある事を記事にしないといけない。

 これは規制ではない。言論弾圧である。

 川崎市の日本人ヘイト容認のほうが問題ですけどね。

 川崎市こそがヘイト市であり言論弾圧団体。日本政府から隔離すべき。

 いつものパターンと言えばその通りなのですが、韓国人が不法滞在者で悪いから極右団体の言っていることはヘイトではない、ヘイト規制こそが悪質なヘイトであり言論弾圧である、韓国の日本に対する感情こそがヘイトである、いった徹底した論理のすり替えなのですが、このような意見に対して多数の「支持する」が付けられて、事前規制に踏み切った川崎市は一方的に非難の対象になり、日本政府からの隔離を求められています。

 ここまで悪質なヘイトスピーチをやっている極右団体に味方をするネットの世論は、完全に狂っていますし、これは「日本人」の政治認識が常軌を逸したものになってきていることを示していると言っても良いのではないかと思います。
 

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