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さぁ一通り出席簿作ったぞ!…あれ、今月は松本さんお休みかぁ。じゃ『非表示』にしておこう。それ!

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あれ…、Aの表は下の線が消えてBは残ってるぞ。一体どういうことだ??


非表示にしたら罫線が消えて困る!ってのは良くある事だと思いますが、原因は罫線の引き方にあります。


さて、その罫線の引き方の違いですが。
それぞれの表の一番下の線を引く際、右は『外枠罫線』で、左は『上罫線』で引いたのです。

左は表全体を選んで
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外側罫線で作成。
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右は表の下のセルを選択して、上罫線で作成。
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どうやらExcelはセルのどちらから罫線を引いたかも判断しているようで、その辺りで消えたり消えなかったりするみたいです。


もう少し分かりやすい例を出すと、例えばB2とB3の間に線を引く状況を考えてみます。
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ここでも先ほどと同様に、

上側のセルを選択してから下罫線を引く場合
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と、

下側のセルを選択してから上罫線を引く場合
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がありますよね。

上側から引いた場合は、上の行を非表示にすると線が消えますが、下を非表示にしても線は消えません。
逆もしかり。
列の場合もしかり。

というわけで、今後表を作る時は、「表の外側にあるセルを選択してから」罫線を引いておけば消えないってことですね。
一手間増えるのでちょっと面倒ですが、頻繁に表示したり非表示にする場合はちゃんと考えて線を引いておけば後で楽ですね。


因みに。
「格子」だと、どちらの行を非表示にしても罫線は残るようです。