トルコ1部リーグ、ベシクタシュの新指揮官に就任したアブドゥッラー・アブジュ監督(55)が3日、来季の選手補強の筆頭候補に日本代表のMF香川真司を挙げ、再獲得に乗り出した。トルコ国営放送TRTなどによると、香川は念願のスペイン移籍を果たせなかった場合、ベシクタシュへ戻ってくる可能性があるという。
ドルトムント(ドイツ)との契約が来年6月まである香川は、今年1月、出場機会を求め、ベシクタシュへ期限付き移籍。しかしギネシュ前監督の下、4先発10途中出場に留まり、4ゴールだけ。ベシクタシュは3位に終わり、来季の欧州チャンピオンズリーグへの出場を逃した。しかし来季は新監督の下、ライバルだったMFリャイッチが期限付き移籍を終え、所属元のトリノ(イタリア)へ戻るためトップ下のポジションが空く。香川がどう判断するか、注目される。 (原田公樹)