福井駆除した虫供養、チョウ放す 県植物防疫協会
県植物防疫協会は四日、農作物の害虫として駆除した虫の霊を慰める「虫供養」を福井市寮町の県農業試験場で営んだ。 県内の農業団体や農薬製造会社から約六十人が参加し、出雲大社福井分院の宮司が神事を執り行った。「虫放しの儀」では、鯖江市で採取したモンシロチョウ四百八十匹を一斉に放し、虫たちに思いをはせた=写真。 同協会の銅(あかがね)重信代表理事(75)は「小さな害虫への哀れみを持ち、尊い思いを次世代につなげよう」と呼び掛けた。 協会が一九七二年に「虫塚」を建立して以来、「むしの日」にちなんで六月四日ごろに毎年、供養をしている。 (籔下千晶) 今、あなたにオススメ Recommended by PR情報 | |
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