309松濤本部前行動6.2/いずれ韓氏オモニ自らの口で明らかにするお父様への裏切り
■韓氏オモニが自分がイエス様の相対であると考えていること、またイエス様との子羊の婚宴を行ったということ、それゆえ韓氏オモニの語る真の父母とは、イエス様が真の父、韓氏オモニが真の母としての真の父母であるということ。この観点から韓氏オモニのスピーチを聞くなら、その意図するところがよく分かるようになります。2019年4月10日、ラスベガスにおいて日本の忠孝家に対し、韓氏オモニが語っています。李成萬副会長が逐次通訳し、それを編集した映像を家庭連合が出しています。この文字起こしを下に掲載しておきます。ここで、韓氏オモニは以下のように語っています。
□韓氏オモニ:イエス様は十字架で亡くなる状況で「また来る」とおっしゃいました。2000年間のキリスト教歴史を通してイエス様がまた来て「子羊の婚宴」をするというので、また新たな選民を通して、独り娘が誕生しなければならないということです。どうことか分かりますか。天の摂理の完成は真の父母から始まります。
■韓氏オモニは、自分はイエス様の相対としての独生女であると語っているつもりです。そのことに対して「どういうことか分かりますか」と念を押しています。しかし、聞いている食口は絶対にそのようには理解しません。理解できるはずがありません。この場にいる食口は「独り娘」という言葉に反応して大きな拍手をしているのですが、韓氏オモニと食口との間には深い溝が存在しています。
続けて「天の摂理の完成は真の父母から始まります」というのですが、韓氏オモニの意味する「真の父母」とは、真の父がイエス様、自分が真の母という「真の父母」なのであり、その「真の父母」から「天の摂理の完成が始まります」という意味で語っており、お父様を真の父とするなら摂理の完成はないというのが言外の意味です。また、以下のように語っています。
□韓氏オモニ:昨年2018年には、キリスト教国家ではなくイスラーム国家であるセネガルで、アフリカ首脳会談を開催しようと、その国の大統領とUPFが一つになって首脳会議を開きました。大会の前日、私はセネガルの大統領に会い、40分ほどの間、教育をしました。イスラーム圏に私の息子ができました。そして、そのイスラームの最高宗教団長指導者も私の息子となりました。彼が今やイスラームの信者たちを祝福しようと準備しています。それだけではありません。南アフリカではハデベという預言者が「10万人の祝福をする」と言って、私を招待しました。
■「大会の前日、私はセネガルの大統領に会い、40分ほどの間、教育をしました」というのですが、徳野会長が「お母様は相手が大統領であれ、国会議員であれ、自分がメシヤ、真の父母、独り娘であると躊躇なく宣布されます」と報告しています。韓氏オモニは2018年1月17日、マッキー・サル大統領に40分間、一方的に語り、それをもって教育したと思っています。そして「イスラーム圏に私の息子ができました」と喜び、自分が完全に受け入れられたと思い込んでいます。
この時、マッキー・サル大統領はグッドガバナンス賞として10万ドル(約1100万円)をもらっているのですから、それくらいのことは、本心でなくても言うでしょう。マッキー・サル大統領が本当に韓氏オモニをメシヤ、真の母だと思っているのなら、マッキー・サル大統領が韓氏オモニに10万ドルを献金するべきです。話が逆になっています。
「イスラームの最高宗教団長指導者も私の息子となりました」という人物は、700万人の信者を抱えるイスラム教指導者マンスールのことですが、この人物についても同様です。韓氏オモニがお金をくれるので、韓氏オモニを母だと持ち上げているだけです。ハデベ預言者についても同じです。
□韓氏オモニ:キリスト教徒と一つになれないイスラームが独り娘、真の母を受け入れたのです。この眠っているキリスト教圏において、4年前から私が「私は独り娘である」と宣布しています。
■金振春博士は、お父様は昔から「独生女」の言葉を語っておられ、数えれば180回であると述べています。しかし、韓氏オモニに言わせれば「4年前から独生女(独り娘)であると宣布している」とのことです。すなわち、お父様の意味する独生女と韓氏オモニの独生女に違いがあるということです。
韓氏オモニの独生女は無原罪の生まれであり、そして何より、その相対はイエス様なのです。とんでもない独生女です。お父様の言われる独生女とは違うので「4年前から」と韓氏オモニは区別して語っているのです。4年前とは2014年7月1日の「血統転換、私は母胎からです」の発言を念頭にした言葉だと思います。
□韓氏オモニ:さらにワシントンの上院議員会議室で、議員たちが多く集まる場において、「私が真の母、独り娘である」と宣布し、「私と一つにならなければならない」と話しました。宗教界、政界、文化面においても、私がそのように宣布したのです。無知には完成がありません。私が教えてあげたのですが、それを受け入れるかどうかは各自の責任です。今日の人類が真の父母を通して天国に行けるかどうかは、自分たちで責任を負わなければならないのです。ですから私は最大限努力して、すべての人々に「私が独り娘、真の母、真の父母である」と教えているのです。
■「私が真の母、独り娘であると宣布し、私が教えてあげたのですが、それを受け入れるかどうかは各自の責任です」というのですが、韓氏オモニ以前に、お父様が平和メッセージや天地人真の父母定着実体み言宣布天宙大会の宣布され、お父様が教えて下さったことはどうなっているのでしょうか。お父様が教えて下さったことを人類が受け入れるかどうかこそが重大問題ですが、韓氏オモニにとってお父様の教えはなかったことになってしまいました。
「ですから私は最大限努力して、すべての人々に、私が独り娘、真の母、真の父母であると教えているのです」という言葉の意図するところは、お父様が教えて下さったことは全て帳消しにして、自分が新たな概念としての「独り娘、真の母、真の父母」を教えているつもりなのです。ですから、韓氏オモニがしていることは、それまでのお父様の摂理とは完全に断絶していることになります。なにせ、イエス様の相対が韓氏オモニであり、真の父がイエス様なのですから、とんでもない話です。
□徳野英治:真のお父様が聖和されてからの五年間に、お父様の代身として立たれた真のお母様が成し遂げられたさまざまな業績には目を見張るものがあります。これを見れば、お母様の卓越した指導力をはっきりと認識できるとともに、お父様の願いを果たすために全力投入しておられることに疑義を唱える余地がありません。(2017.7.29「世界家庭」2017.9月号P.26〜)
■徳野会長は韓氏オモニのしていることが「お父様の願いを果たすために全力投入しておられる」というのですから、笑わせます。また、徳野会長は以下のように語っています。
□徳野会長:真のお父様の病室に入れていただいたとき、13本の管を体にお付けになったお姿に衝撃を受けました。私はそのときはっきり分かったのです。お父様は間もなく霊界に行かれるだろうと。そして次の瞬間に脳裏をよぎったのが、私自身ももちろん、どの食口も一度たりとも経験したことがない「お父様が地上におられない統一教会」の時代にいよいよ入るのだということでした。私は「信仰観を切り替えなければならない」と思いました。(中略)そして「地上においては、真のお父様中心の信仰の時代とも言うべき統一教会の歴史の第1章が終わり、真のお母様中心の信仰の時代ともいうべき第2章が始まろうとしている。すなわち、統一教会の第2幕が開けるのだ」と心に深く刻み込んだのです。(2016.10.16「世界家庭」2016.12月号P.19〜)
■たとえお父様が霊界に行かれても、お父様中心の信仰に何の変わりもないはずなのに、徳野会長は集中治療室のお父様を見た時、まだご存命の段階で、さっさと韓氏オモニ中心の信仰に切り替えたと語っているのです。まるで、韓氏オモニがお父様の摂理を断絶させ、イエス様との「真の父母」時代を始めることを知っていたかのようです。おそらく知っていたのでしょう。亨進様は以下のように語られました。
□亨進様:ともかく、しばらく説得に全力を傾けた期間がありました。ある時は懇願し、またある時は制止しようとしました。しかし、もはや誰が何と言おうと一切耳を傾けられなくなりました。そして、お父様を否定するあらゆる変更を矢継ぎ早に繰り出すようになったのです。あらゆる試みをしてきましたが、もはやそれを止めることはできませんでした。これは本当に深刻だ。これは大変なことになった。こう思うようになったのです。単に「怒れる女性」ではなく、その底流にメシヤ、お父様を消し去ろうとするある力を感じました。(2015.10.25)
■「お父様を消し去ろうとするある力を感じました」というのですが、韓氏オモニが真の父をお父様からイエス様に替えたということを知って初めて、その意味がよく分かります。亨進様もどうすることもできないほど、韓氏オモニのお父様を消し去ろうとする力は強かったのです。
私は韓氏オモニが自分をイエス様の相対だと思い込み、子羊の婚宴まで挙げたことに気がついた時、ある種の喪失感を味わいました。韓氏オモニのレベルが余りにも低く、またそのような韓氏オモニを担ぐ幹部連中のレベルも同様に余りにも低く思えたからです。さらに、よくもそんな韓氏オモニを担いで世界の檜舞台に上げることができるとは、レベルが低い上に、無責任極まると言ってもよいでしょう。
私は韓氏オモニはお父様を嫌っているので、お父様を証しないのだと考えていました。真の父はどこまでもお父様であり、そのお父様を理解できない、受け入れられない韓氏オモニがおかしいという観点から批判を続けてきました。ところが、韓氏オモニはとっくに真の父をお父様からイエス様に替えているというのですから、そのあり得ないことが起きていることに呆れました。真の父母様の父が入れ替わるなどということが、どうしてあり得るのでしょうか。
キリスト教2000年が待ち望んだ独生女であると、曲がりなりにもキリスト教を口にしながら、やっていることはシャーマニズムの次元です。結局、韓氏オモニの出身母体である聖酒教、腹中教が霊界から啓示を受けてそのままに従って来た過去の延長線上に韓氏オモニが今もいて、高い霊界につながっていた時は良いけれど、ひとたび霊界がおかしくなれば、相対をイエス様に鞍替えするという低次元の有様です。
■2019年5月15日、日本で40日修練会を終えた青年宣教師61名が天正宮を訪ね韓氏オモニに面会しました。代表の女性が話をし、その後、全体で歌いました。涙を流す姿が多く見受けられました。
□青年女性:天の父母様と真の父母様の愛で生まれた私たち。幼い頃にはその価値が理解できませんでした。しかしあなたの姿を見ながら、これから私たちが行くべき道を悟りました。真のお母様、ご安心ください!地上でお母様と共に喜びの涙を流す時まで、私たちがあなたの心情のお側にいます。真の父母様!永遠に愛しています。
□全体で歌:オンマ、名前だけ呼んでもなぜこんなに胸が痛いのでしょうか。すべてを与え、また与えられずに残念がられるあなたに、私は何を捧げるべきでしょうか。オンマ!私のお母様、なぜこのように涙が出るのでしょうか。最も大切な誰よりも美しいあなたは私の、私のお母様!
■どこまでも、お母様、お母様です。お父様を称える言葉はありません。その後、ひとりの男性がとても力強く決意表明をしました。
□青年男性:真のお母様!私たちの姿をご覧下さい!ここにいる一人一人が真のお母様の愛の結実体です!真のお母様の血と汗と涙によって築かれた精誠の末に生まれた希望の光が、まさに私たちです!もう、真のお母様を知ったので、絶対に止まりません!もう、私達がここにいます!もう、真のお母様と一つになれば奇跡が起こり、私たちの行く道に敵がいるはずがありません!真のお母様!心配なさらないで下さい!神統一韓国時代を迎えた第七期天一国宣教師!あなたの決意であるvision2020を私たちが必ず成し遂げます!
■ここでも、韓氏オモニを限りなく持ち上げています。これがお父様への賛美なら全く問題はありません。しかし、真の父を取り替えた韓氏オモニを称えているのですから、純粋無垢の青年をこのように教育した大人の責任は重大です。この青年の決意表明の直後、徳野会長は笑っていました。青年は目の前の韓氏オモニを完全に錯覚して捉えているのであり、この場に同席した徳野会長がそうさせているのですから、その罪がどれほど大きいでしょうか。
しかし、いつまでも騙し通すことはできません。必ず青年達が韓氏オモニの裏切りと幹部達の偽善を知る時が来ます。その時、青年達は立ち上がれないほどの衝撃を受けるでしょう。オモニの裏切りもさることながら、それを知りながら大人達が自分たちを欺したということから来る人間不信を一生の間引きずるのです。
□文亨進様:天正宮が完成してから、それ以前と精神的な雰囲気が違ってしまったことを感じました。それは「私がお父様を作った」というような雰囲気でした。「私がこの栄光を作った。この勝利は私だから可能だった」というものでした。「この王宮は私の血統が良いからできたのです」という雰囲気です。(2015.3.29)
■このように、韓氏オモニは自分こそがメシヤであり、お父様の勝利は自分故であると思い込みました。その理由の一つが、大母様が見たという夢です。
□韓氏オモニ:私が生まれた年は、その二年後に解放されたので、まだ日本が韓半島にあった時です。ところで、日本は第二次世界大戦の準備をするために、韓国のあらゆる金属という金属は、みんな集めていきました。それだけではありません。韓国の財物、また、韓国の気運というか、気をみな遮断しておき、(財物を)持っていきました。ところが、(夢による啓示で)私が生まれた家に、その奪っていった物が続々と入ってくるのです。玄界灘から果てしなく、その物がずっと入ってくるのです。それだけ見ても、私が独り娘ではないでしょうか。(2016.10.5/「世界家庭」2016.12/P.6)
■韓氏オモニは天正宮が出来た時から気持ちが大きくなりました。それまで住んでいた漢南洞公館も大きな屋敷であると思います。アメリカのイーストガーデンやベルベディアは、一般人では住めないほどの大邸宅です。しかし、天正宮は桁が違います。これによって韓氏オモニは自分がメシヤであると錯覚しました。自分ゆえに富が集まると思いました。この夢の話が、自分がメシヤであることの証拠として、その確信を後押ししたのです。
ですから、それまで50年間耐えていた韓氏オモニが、ひとたび独生女であることを世界に宣布したなら、もっともっと、更に多くの金銀財宝が、自分を目がけて殺到すると思いました。韓氏オモニは大会における拍手や、祝勝会における賛美も、自分が独生女として受け入れられていることの目安にしていますが、より現実的な指標として、集まってくる献金額に注目しているのです。
実際には献金額は下り坂です。2016年10月に「出征式」という最上級名称で始まった出発結団式も、いつの間にかその名称は使わなくなってしまいました。マンスールやノエル・ジョーンズ牧師が大口の献金をしてくれる訳でもありません。彼らはもらうだけです。韓氏オモニは、自分の独生女としての証し方が足りないからだと自戒しています。
自分がイエス様との子羊の婚宴の相手だと、そのような文脈で宣布はしているけれど、イエス様との子羊の婚宴を挙げましたとは、まだ語っていません。それはまだ独生女としての100%の証ではないのです。韓氏オモニがはっきり語り、聞く者が間違いなく韓氏オモニはイエス様と子羊の婚宴を挙げた独生女であると理解しない限り、金銀財宝は殺到しないのです。さらに、 神統一韓国時代の開門安着もないのです。
この先、献金は更に下降し続け、韓半島情勢はますます厳しさを増して行くでしょう。韓氏オモニは独生女としての100%の証をせざるを得ない状況に追い込まれて行きます。韓氏オモニのお父様への裏切りは、いずれ韓氏オモニ自らの口で明らかにしてくれるのです。
【参考】神日本忠孝家特別集会(ラスベガス国際平和教育センター2019.4.10)
□韓氏オモニ:よい朝ですね。ラスベガスは美しいですね。皆さんはここに来て、何を感じましたか。ラスベガスといえば世界中の人々が一度は行くべき所、行ってみたい所だそうです。しかしその一方でラスベガスには良い都市というイメージはないですね。人によって違いますが…、聖書のソドムとゴモラ(の話では)、そこに義人がいれば、災いをもたらさないだろうと(神様は)おっしゃいました。
ラスベガスはギャンブルの都市として世界的に知られていますが、今ではそこから離れ、世界中の人がこの都市に来て、最先端技術や文化を学ぶ、そのような都市に発展しています。ラスベガスは真の父母様が世界76億の人類を天の前に教育することができる良い場所だと考え、この地を選びました。この都市に来る世界の人々は、大抵財があり、政界や上流層の、自国を指導できるような立場にいる人たちが来ると考える時、彼らを教育して(彼らが)自国に帰り、平和世界に向かい、天のみ旨を広げることのできる良い教育の場として使われればと思い、この建物を建てました。
今日まで世界中で起こっているすべて(の問題)は人間の力では、これ以上解決する方法がないと見られています。政治的なことも経済的な面も文化的な面も、すべての面において一つになる方向へ向かう道が最も正確な答えなのですが、そうすることができない環境になってしまいました。アメリカは世界を代表する大きな国家ですが小さな国を…、さらにアメリカは天がキリスト教文化を通して世界を救うために祝福した国なのですが、その責任を果たせていない立場にいます。
今日のような大きな国も小さな国も一つになれない環境であるため、このような体制では人間や地球の生命体に未来はないという結論が出てきます。一言で言うと求心点がないということです。この世界の主人が誰なのかを知らなければなりません。本来宇宙を創造された創造主である神様が主人なのです。その主人がどうして主人のように振る舞うことができなくなったのでしょうか。創造主神様はご自分のかたちに似せて天地万物を創造されました。
鉱物世界におけるプラスとマイナスから植物のおしべとめしべ、動物世界のオスとメス、人間始祖となる男性と女性を創造し、彼らには成長期間という時間をつくり、責任を与えられました。創造主神様と絶対的に一つになった立場で成長しなければならないのです。まるで、ひまわりが天気の悪い日も太陽が照る日も常に太陽を向いて整列するような状態で成長しなければなりませんでした。しかし、成長期間中に自己を顧み、欲心が生じたのです。
創造主神様の創造は永遠を考えて創造されました。今日の万物世界は誰も教育していないのに、創造原則の循環法則によって回り、永遠に存在しています。この万物世界が破壊されているのは人間のせいなのです。そのような人間を神様は主管することができません。そのため人間始祖になる人間が堕落することにより、天は本来計画になかった彼らを再び探し求めるための救援摂理をされるほかありませんでした。
この邪悪な世界を築いた人間に対し、天は一刻も早く救援するため、その地域に合わせた多くの宗教を認められました。そのため世界には宗教がたくさんあります。彼らの本心は平和な一つの世界を追求しています。しかし、彼らも決断しなければならない時期が来たのです。今まで自分たちが知っていることがすべてではありません。本来の主人である神様の創造原則に似ることが宗教の使命なのです。
ですから代表的なキリスト教の文化を見る時、天は選民であるイルラエル民族を立て、4000年の間、個人から国家的な基盤が形成されるまで、どれほど大変だったでしょうか。4000年という時間を経て、独り子イエス・キリストを送ってくださいました。ところがどうなったでしょうか。その時代はローマ帝国という巨大な国家があり、「世界の道はローマに通じる」と言われるほどでした。それほど巨大な帝国があったのです。
もしイスラエル民族やイエス様を生んだマリア、ザカリヤ家庭がイエス様と一つになり、イエス様が来られた目的、本質を知っていたならば、ローマ帝国を通して2000年前に世界は平和になっていたでしょう。しかし、人間が責任を果たせず周りの中心人物がイエス様に協力できませんでした。
「独り子、私の息子」であると(神様が)言われたのであれば、独り娘を探さなければなりませんでした。イエス様が人類の真の父母として摂理を進められるようにすべきでしたが、そうできなかったイスラエル民族が2000年間どのような蕩減を受けたか、皆さんは知っていますね。その後、天はこれ以上責任を果たせなかった民族を通して摂理を進めることはできないのです。
イエス様は十字架で亡くなる状況で、「また来る」とおっしゃいました。2000年間のキリスト教歴史を通してイエス様がまた来て「子羊の婚宴」をするというので、また新たな選民を通して、独り娘が誕生しなければならないということです。どうことか分かりますか。天の摂理の完成は真の父母から始まります。堕落した人類はあらゆる良心の作用によって平和を追求しながら善良に生きることを望みました。
その地域の多くの宗教を通じて善良に生きようと努力してきましたが、最後は本流に出会わなければなりません。それは真の父母様を通して重生復活、祝福という過程を経てこそ創造主神様の息子娘になれるということです。今日のキリスト教は信じれば天国に行くと言います。それは摂理が分かっていない言葉です。真の父母を通してのみ天国に行くことができるのです。
ですから十字架によって亡くなる際、イエス様の味方をした右側の強盗に「わたしと一緒にパラダイスにいるであろう」とおっしゃったのです。楽園という所は天国に入るための待合所です。天国に入る資格を得るために地上において、家庭が摂理に合わせて真の家庭として生きてから入るべきところが天上天国なのです。しかし、2000年間天が育ててきたキリスト教文化圏が真の父母をしっかりと理解できなかったために環境圏をつくれませんでした。
しかし、真の父母は親なので1960年から祝福結婚を通して、祝福家庭を50年という長い歳月をかけて世界的に多く誕生させました。アメリカが摂理の中心に立ち、真の父母様を助けるべきなのに、その使命を果たせずにいた時、1972年、アメリカに来て「アメリカが(火事が起きて)侵され、アメリカの家庭が壊れているので、わたしが消防士として来た」として50州を講演されたのです。
天の祝福を受けたアメリカは200年という短い期間で世界をリードする中心国家になりました。しかし、家庭崩壊、青少年問題、麻薬問題、さらには共産主義が目前に迫っていてもそれを感じ取ることができず、民主世界を守ることができない時代に、真の父母であるがゆえにアメリカを訪れ、教育したのです。その時、多くの義なる指導者が同参しました。摂理を知らない白人勢力がこの運動を阻止しようとしましたが、それがダンベリー事件です。皆さんは知っていますか。
そのような中でも真の父母なので、南米が共産化する緊迫した事情に対し、ダンベリーの監獄において科学者の義人であるカプラン博士に共産主義の滅亡を発表しなさいと言いました。そうしてどうなったでしょうか。5年後に共産主義は幕を下ろすことになるのです。
当時の1975年、アメリカの青年たちを伝道しました。ヒッピー、イッピーだといって未来の見えない生活をしている彼らを教育し、世界に宣教師として送りました。今、40年余りたちましたが、彼らは今も宣教地で活動しています。さらに誰もがアフリカに行くことを嫌ったのですが、アメリカの上流社会で暮らしていた女性がアフリカの宣教師として、そこで40年以上宣教教活動をし、その結果、今日になってアフリカに希望を与えているのです。
昨年2018年には、キリスト教国家ではなくイスラーム国家であるセネガルで、アフリカ首脳会談を開催しようと、 その国の大統領とUPFが一つになって首脳会議を開きました。大会の前日、私はセネガルの大統領に会い、40分ほどの間、教育をしました。イスラーム圏に私の息子ができました。そして、そのイスラームの最高宗教団長指導者も私の息子となりました。彼が今やイスラームの信者たちを祝福しようと準備しています。
それだけではありません。南アフリカではハデベという預言者が「10万人の祝福をする」と言って、私を招待しました。アフリカの多くの国々から首脳が来て私の話を聞き、「私と一つになってアフリカを新しい神アフリカにしましょう」と言ったことに皆が同意しました。多くの国の首脳が国家的な祝福式をすると言って私を招待しますが、私はすべてに参加することはできません。アフリカだけではなく、ヨーロッパもそうなってきています。
アジア圏も私がネパールで首脳会議をしましたね。本当に天はとても苦労されました。ですから私が地上にいる間に、天の夢、人類の願いを成し遂げてさしあげないといけませんね。天は世界の義なる人々、天がそれまで民族や国を通して育ててきた人々を私につなげてくださっています。キリスト教徒と一つになれないイスラームが独り娘、真の母を受け入れたのです。
この眠っているキリスト教圏において、4年前から私が「私は独り娘である」と宣布しています。さらにワシントンの上院議員会議室で、議員たちが多く集まる場において、「私が真の母、独り娘である」と宣布し、「私と一つにならなければならない」と話しました。宗教界、政界、文化面においても、私がそのように宣布したのです。無知には完成がありません。私が教えてあげたのですが、それを受け入れるかどうかは各自の責任です。
今日の人類が真の父母を通して天国に行けるかどうかは、自分たちで責任を負わなければならないのです。ですから私は最大限努力して、すべての人々に「私が独り娘、真の母、真の父母である」と教えているのです。結論として、本来の創造主神様、天の父母様の夢を成し遂げる祝福家庭の皆さんにならなければならないということです。
祝福は分かち合うほど大きくなります。皆さんが氏族メシヤ、国家メシヤ、世界メシヤになり得る祝福を真の父母が授けました。この道によってのみ、現在つくられている宗教の壁、文化の壁、人種の壁、国境線をすべて撤廃し、一つになることができれば、天の父母様のもとの一家族の夢が成し遂げられるのです。過去の服をすべて脱ぎ捨て、未来に希望を与えられる新しい服に着替えなければなりません。皆さんならできると信じています。そうですね。(2019.4.10)
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