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2019-06-04

糸井重里が毎日書くエッセイのようなもの今日のダーリン

・あらかじめ予告をしておきますが、
 今年も6月6日は、「ほぼ日刊イトイ新聞」の
 創刊21周年の記念日です。
 昨年は20周年という大きな節目があったのですが、
 21周年というのは、やや地味な感じは否めません。
 だったら、いっそ、ほんとに
 地味だけどやったほうがいいことをやろうと決めました。
 それが、「自己紹介大会」でもあったのですが、
 もうひとつ、やってみようと考えました。

 いわゆる親睦会という感じで、ゲームをやったり、
 おいしいものを食べたりという時間を、
 ゆるく中継イベントにする予定だったらしいのですが、
 これ、もういっそ中継とかしないで、
 ほんとにただの「超ゆるゆる」の時間にします。
 お先に帰るとか、なんにもしないでぐだぐだするとか、
 なんでもアリで、もっとむやみに自由にします。
 題して「居酒屋 ほぼ日」です。
 酒をのまない人の割合が多い「ほぼ日」ですが、
 あえて「一寸一杯」の赤ちょうちんなどぶらさげて、
 クリエイティブのクの字もないような空間をつくる。
 酒の肴のほうはもともとたっぷりあったから、
 飲めない人用のおはぎとかも仕入れてさ、
 カラオケとかもやっちゃおうかね。
 なんとなく、そういう成分をちょっと入れてみたい。
 どうせ、翌日にはもとの「ほぼ日」に戻ってるんだから、
 あえて、21周年という半端っぽい年に、
 「あれはダメだったよねぇ」と思い出させるような
 やりつけないけどたのしいかもしれないイベントを、
 混ぜ込んでみたいと考えたわけです。

 いろんなことを試せる、いろんなかたちを選べるのが、
 チームの「可塑性」ってものだと思うんですよね。
 これが正しいからとか、これがうまく行ってるからと、
 殻を固めていくよりも、ぼくらは、
 「可塑性」のあるチームとして生きていこうと思います。
 すっかり固まって「もう、それはできないよ」と
 なってしまってからでは、遅いですからね。
 というわけで、今年の創刊記念日は地味ですよ、と。
 当日のごあいさつは、また、あらためていたします。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
「居酒屋ほぼ日」、外からのお客さまは募集していません。


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