さて、みなさんお待ちかね、69年ぶりに2大会連続金メダルをとった羽生結弦選手の登場です。
何故2大会連続金が取れたのか、四柱推命で、解析してみましょう。
★四柱推命が、どこまで「天才」に迫れるかの試金石です。
それでは、命式を見てみましょう。
四柱推命鑑定 命式 羽生結弦
1994年12月7日生まれ(23歳)
上 中 下 宿命星 十二運 吉凶星
年柱 甲 戌 戊 印綬 傷官 養
月柱 丙 子 癸 劫財 偏官 絶 血刃 隔角 咸池 囚獄 白虎殺
日柱 丁 卯 乙 偏印 病 咸池
時柱 壬 寅 戊 正官 傷官 死 月徳貴人 亡神
【戌亥空亡】
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【総合鑑定】
命式自体は弱く、特に傑出したものはない、先天の命運を超えてあの実績を出すのは、絶え間ない努力で運命に勝利した天才といえる。
戌亥空亡だが、日柱の卯と戌が支合するので解空(空亡でなくなること)となります。
十二運を見てみましょう。
上から、養、絶、病、死です。結論から言うと、昨日の記事の中曽根康弘なみの「身弱」です。
日柱の十二運を見ると、丁卯―病です。病の人は、幼少期は虚弱体質の子供が多々見られます。
しかし、厳しい鍛錬を積んで、虚弱体質を克服し、青年期には、健康体になる人が多いです。
「経営の神様」と言われた松下幸之助(松下電器創設者=現パナソニック)も、癸酉―病です。
彼が70歳の時、部下から「どうしてこんな大きな成功を収められたのですか?」と聞かれ「私は、天から三つの授かりものをもらった。一つは家が貧しかったこと。小学校しか出ていない事。体が弱かったこと」と答えています。
幸之助さんは、晩年、経営者としてのリーダーシップ論に触れ、「経営者は、部下の先頭に立って率先垂範ができなければならないことはない。
私は、幼いころから、体が弱かったので、社長になってからも、前線に立たず、後方から、指導したが、それでも会社は成功を収めた」と述べています。
≪羽生選手の罹りやすい病気を調べてみよう≫
人間は命式の5行のバランスで、生まれた瞬間に、生涯付き合わざるを得ない「持病」が決まります。
それには、命式の、天干(上段)地支(中段)蔵干(下段)を五行に変換する必要があります。
変換すると以下のようになります。
上 中 下
年柱 木 土 土
月柱 火 水 水
日柱 火 木 乙
時柱 水 木 土
多い順にあげると、木・・4個、土・・3個、水・・3個、火・・2個となります。
さて、この中で、無い五行は何でしょうか?その五行が、その人が宿命的に持つ持病や、罹りやすい病気になります。
★それは、「金」です。金がない、または弱い人の罹りやすい病気はこれです。
呼吸器、肺臓、咽喉、脊柱、骨、歯、筋肉、便秘となりますが、本人がカミングアウトしている病気は、喘息ですから、宿命的に弱い部位は呼吸器と言えるでしょう。
大人になって、完治したのかと、思ったら、コーチのいるカナダでも発作を起こしているらしいです。心配です。
彼の大運を見てみましょう。
0歳~10歳;丙子―劫財―絶・・・生まれてから10歳までは、劫財の大運でしたから、体から疲労が抜けきれず、免疫力も落ちていたでしょう。
しかも、十二運が絶で最弱なので、エネルギーも弱く、喘息で相当苦しまれたのではないかと思います。
しかし、最弱からスタートしているので、運気は死ぬまで登りつづける一方です。
≪宿命星を見てみよう・・・「制化(せいか)」という理論を用いて≫
先ず言えるのは、偏官が印綬とパワーラインを形成します。彼の「禁欲的に」ひたすら練習に打ち込む力はここから出ているのでしょう。
また、年柱の上段に印綬があるのは、「業界第一人者」によくみられるサインです。
≪「制化」とは、吉星が凶星に作用して、その凶意を弱めることです。≫
吉星の印綬が凶星の2個の傷官を「制化」して、凶意を弱めます。これにより、傷官は「毒舌性」がなくなり長所の「芸術性」が残るでしょう。
同様に、吉星の正官が凶星の劫財を制化して、「二重人格性」がなくなるでしょう。
凶星の偏印が残りましたが、これは「企画力」の星なので、プログラムの構成に役立つのではないでしょうか?
吉凶星を見ると、月徳貴人が有りますが、他に見るべきものは有りません。
怪我の血刃が目立つぐらいで、隔角は「生地を離れて他国で暮らす」意味です。現在はコーチのオーサーの拠点のカナダで、実母とマンションに暮らしています。「ユズ大好き」のロシア美女、メドベージェワ選手か、ザキトワ選手と結婚したら、ロシアで暮らすことになるかも・・・これは、妄想です。
≪三合を用いて、ソチ、ヒラマサのフリースケーティングの行運(年運、月運、日運)を検証する≫
ソチオリンピック
2014年 甲午丁 印綬 比肩
2月 丙寅甲 劫財 印綬
14日 丙辰戊 劫財 傷官
彼の命式には、最初から、戌と寅が揃っています。従って、行運に午が巡りくれば、昨日の中曽根元総理のように、寅―午―戌の三合の成立です。
2014年は、ご覧のように午年でした。従って、寅―午―戌の三合が、一組成立します。
★また、2月は寅の月ですから、月運の寅、年運の午に、命式中の戌が加わり、同じ三合がもう一組成立です。
日頃の猛練習もさることながら、4年に一回の五輪の檜舞台で金メダルを取るという、「大勝負」には、十分すぎる「時の運」があったということでしょう。
14日は、傷官も巡ってきますが、彼の方が逆に「ケジメ」をつけてやった形になります。それほど、「三合のパワー」は凄いのです。
平昌オリンピック
2018年 戊戌戊―空亡 傷官 傷官
2月 甲寅甲 印綬 印綬
17日 庚辰戊 正財 傷官
空亡年で、年運は最凶の傷官でした。
≪凶星が空亡されると吉運となることがある≫
これは、傷官のような凶星が、年運に来ても、空亡年だったら、凶意が消され、吉運になることもあるということです。
私事で恐縮ですが、私も証券マン時代の30代半ばに年運が傷官の空亡を迎えたことが有ります。
当時はある地方支店に勤務していましたが、前年から、戦々恐々としていました。
しかし、初詣で、その土地の戦国大名を祭神とする神社でお神籤を引いたところ、生まれて初めて「大吉」を引きました。
また、春先にドライブをしていて、夕方に、雲が龍神の形をしているのをみて、「吉兆」だと喜びました。
夏の定期人事異動で、東京本社に栄転となりました。
★ただ、注意事項は、専門書にも「がある」と表現しているのであって、「となる」とは書いていないことです。
傷官の年といえば、分かりやすく言うと、サラリーマンなら、上司から嫌われている人は「左遷される」業績を上げられず、同期生と比べて、能力不足と見なされれば「降格される」といったパターンです。
羽生選手は、カナダでは、クラブと母親と住むマンションを行き来するだけ、デートもせず、遊びもせず、あたかも「修行僧」のように、「練習三昧」だそうです。このように、傷官の空亡の前年まで、「徳分」を消費せず、ひたすら努力して「徳分」を積んだ人は、「徳分」の貯金が黒字になり、劫と徳がそれぞれ清算される年には吉運になるのでしょう。
私も、人事考課は良かったので、後から考えたら、心配して損したなという感じです。
★但し、長患いをしている高齢者、未だばれてないが、継続的に会社の金を使い込んでいる人、犯罪を起こし指名手配で逃げ続けている人は、運命にけじめをつけられるでしょう。
17日に傷官が巡ってきますが、傷官を導く戊が、命式の癸と干合するので、凶意は薄れています。
≪現役続行を表明した羽生は、北京オリンピックでどうなるか?≫
年運を見ていきましょう。
2018年 戊戌―空亡―傷官
2019年 己亥―空亡―食神
2022年 壬寅―正官
北京オリンピックの2022年は正官の年運で、「念願が成就」する年です。
3大会連続「金」を取る可能性は有ります。但し、フリースケーティングを飛ぶ直前の、コンデションとテンションがベストの場合という条件付きですが・・・
≪4回転半にはチャレンジしないほうが良い≫
彼は、よくオーサーにこう夢を語るそうです。
しかし、未だ喘息も完治しておらず、骨折やら満身創痍のヒーローです。しかも北京の時は27歳です。
体力の衰えもあるでしょう。
★あくまで私見ですが、しかし、別の気持ちとしては、羽生のクワッドアクセルも見たいし、3大会連覇も見たいですが、今年、来年と空亡なので、「新しいことにチャレンジする」ことはタブーだと思います。
以上
七星さんへ
高評価と鋭い問題指摘有難うございました。
伏見先生、命式解説大変興味深かったです。ありがとうございます。
四柱推命は占いの中で一番精度が高いと思っております。
フィギュアファンなのですが、今回羽生選手に次いで銀メダルを獲得した宇野昌磨選手は対照的なスタイルで、見た目は可愛らしいですが縄文人の顔に身長も低いし手足も短い。
宇野選手が次の北京で表彰台に乗れる可能性はあるのでしょうか。
羽生選手が出場されるなら、たぶん宇野選手にチャンスは無さそうな気がします。
一大会に同国2人表彰台は連続では難しいのではないかと思っています。
占っていただけると嬉しいです。