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【社会】

「引きこもりがち、暴力も」 息子殺害容疑 元農水次官が供述

 元農林水産事務次官熊沢英昭容疑者(76)が長男の無職英一郎さん(44)を包丁で刺し、死亡させたとされる事件で、熊沢容疑者が英一郎さんについて「引きこもりがちで部屋にいることが多く、家庭内暴力があった」という趣旨の供述をしていることが、捜査関係者への取材で分かった。警視庁練馬署は、こうした家庭内のトラブルと動機の関連について調べている。

 捜査関係者によると、熊沢容疑者は、英一郎さんが普段から引きこもりがちで、五月末に家族に暴力をふるったと説明。事件当日の今月一日には、英一郎さんが自宅隣の小学校の運動会について「音がうるさい」と腹を立てたという。

 東京都練馬区の熊沢容疑者宅の近所の五十代の男性は、一家について「十年くらい前に引っ越してきたが、夫婦だけと思っていた。被害者(英一郎さん)とは会ったことがなく、息子がいることはニュースで初めて知った」と話した。

 署によると、熊沢容疑者は妻と英一郎さんの三人暮らし。一日午後三時半ごろ、自宅で英一郎さんの胸などを包丁で複数回刺したとされる。

 「息子を刺し殺した」と自ら一一〇番。英一郎さんは搬送先の病院で死亡が確認された。署は殺人未遂容疑で熊沢容疑者を現行犯逮捕し、容疑を殺人に切り替えて調べる。

 熊沢容疑者は二〇〇一~〇二年、農水省の事務方トップの事務次官を務めた。

 

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