北米で大ヒットを記録した『240Z』から始まる「Z」の歴史に敬意を表した記念モデル
『370Z』とは『フェアレディZ』の北米名だ。ニューヨークモーターショーで発表された『370Z ヘリテージ エディション』は、日本での販売は未定。現時点では北米仕様車となる。
『フェアレディZ』と北米との関係は古く、1969年にデビューした初代『フェアレディZ』、いわゆる『240Z』まで遡る。当時、『240Z』は『DATSUN Z(ダッツン ズィー)』の名で市場を席巻。1978年までの10年間で、世界総販売台数55万台という空前の大ヒットとなった車だ。
ここから始まる『Z』の歴史に敬意を払い、「ヘリテージ(遺産)」の名を冠した『370Z ヘリテージ エディション』。ベースは、これから発売される『370Z』の2018年モデルだ。ヘッドライトとリアコンビネーションやクロームメッキドアハンドルなどのエクステリアの変更、マニュアルトランスミッション車ではハイパフォーマンスクラッチの採用が主な進化点となっている。
2017年秋に開催される東京モーターショーで新型『フェアレディZ』がデビューする!?
ボディカラーは目が覚めるようなイエローと引き締まったブラックの2色。イエローは「シケインイエロー」を採用し、ボディ各所に光沢のあるブラックのグラフィックを施した。ブラックは「マグネッティブラック」。こちらはシルバーのグラフィックが施されている。インテリアには、ステアリングやシフトノブなど、各所にイエローがアクセントとして散りばめられた。
パワートレインは、VVEL(バルブ作動角・リフト量連続可変システム)を備えた3.7L V6エンジンで、332馬力を発揮する。組み合わされるクラッチは、パーツメーカー「Exedy」のハイパフォーマンスクラッチで、シフトダウン時にエンジンの回転数を合わせるDRM(ダウンシフトレブマッチング)を備えた6速マニュアル、または7速ATの選択が可能だ。
『240Z』が北米で発売されてからまもなく50年。『370Z ヘリテージ エディション』のベースとなった2018年モデルの次には、今年の東京モーターショーでのデビューも噂される新型も控えている。これからも『フェアレディZ』は、歴史を紡ぎつつ、常に日本を代表するスポーツカーとして注目を集めていきそうだ。
Text by Tsukasa Sasabayashi