宮城県内の外国人犯罪認知件数 前年比1.6倍増…容疑者の「通訳」など担う 外国人特別訓練員に21人
宮城県警は増加傾向にある外国人犯罪に対応するため、外国語が堪能な警察官など21人を「特別訓練員」に指定しました。
3日の式では「特別訓練員」に指定された警察官21人に、指定書が交付されました。
これは、外国人犯罪に対応できる人材を養成するために、外国語に長けた警察官や、外国語の習得意欲がある警察官を訓練員に指定して、通訳などの実務に向けた研修を行うものです。
昨年度、県内で起きた外国人犯罪の認知件数はあわせて143件と、前の年と比べて1.6倍に増えています。
検挙数を国籍別にみると、ベトナム人が全体の4割近くを占めています。
組織犯罪対策課 阿部淳哉 巡査長
「ベトナム語で防犯指導したり、ベトナム人が関係する事件・事故があった場合には、被疑者・被害者の取り調べの通訳をしていきたいと思います」
21人は今後、それぞれ英語・中国語・ベトナム語の研修にのぞみます。