元農水次官が44歳息子を殺害 自ら通報「息子を刺し殺した」

[ 2019年6月2日 05:30 ]

 東京都練馬区の住宅から1日午後3時40分ごろ「息子を刺し殺した」と110番があった。警察官が胸などから血を流している男性を発見、搬送先の病院で死亡が確認された。警視庁練馬署は殺人未遂の疑いで、通報した住人の元農林水産事務次官、熊沢英昭容疑者(76)を現行犯逮捕した。

 練馬署によると、死亡した男性は同居している長男の無職英一郎さん(44)。熊沢容疑者は「長男を包丁で刺したことに間違いない」と容疑を認めており、殺人容疑に切り替えて調べる。英一郎さんは1階の部屋の布団の上に仰向けで倒れ、上半身の複数箇所を刺されていた。近くで包丁も見つかった。熊沢容疑者と妻、英一郎さんの3人暮らしで、警察官が駆け付けた際、妻は不在だった。

 熊沢容疑者は岐阜県出身で東大卒。1967年に農林省(現農水省)に入り、2001年に事務次官に就任したが、牛海綿状脳症(BSE)問題の責任を問われる形で02年に退官。05~08年に駐チェコ大使を務めた。

 近所の男性(86)は、熊沢容疑者が妻と出掛ける姿をよく見掛けたという。「10年ほど前に引っ越して来たと思うが、息子の姿は見たことがなかった」と驚いた様子だった。

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