岩崎のゲーム報道に怒っている人が多いみたいだけど、「51歳が部屋に引き篭もってテレビゲーム」っていうのは十分すぎるほど異質だと思うんですよ。
これが「容疑者は平日も朝からパチンコをやっていた」みたいな報道だと誰も怒らんでしょ。
そういう報道があっても、「遊技人口が800万人もいるんだぞ！！」とかブチギレる人は見たことないです。
むしろパチンコを打つ人間ほど「やっぱりか」みたいな納得をしてしまう。
いつも思うんだけど、感情に身を任せた声のデカさというのは、世間の価値基準を無視して正義になっちゃうんだなと思っちゃうね。
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川崎の事件は、犯罪内容が狂っている割には、容疑者の生活環境とかに対しては報道の自主規制を求める声が挙がっている。
一番やばいと思ったのは、子供の死者数だけで比較して「みんな騒ぎ過ぎ」みたいな意見があったことだね。
そりゃ死者数だけなら今回2人（子供は1人）かもしれないけど、襲撃対象になったのは50人ぐらいいたわけでしょ？
あれだけの子供が白昼堂々テロの対象になるって、めちゃくちゃやばいと思うし、日本の犯罪史を振り返ってもかなりの危険度です。
お茶の水の侵入事件にしても、犯人は殺意があったらしいし、あれも一歩間違ったら今回と同じぐらいの規模にまで発展していた可能性が高かった。
これも死者数ベースで言えばゼロになるんで、楽観論者からすれば事件としてノーカウントになっちゃうんですよ。
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ほぼすべての犯罪が減少している中で、通り魔殺人だけは減らないんです。
で、この「通り魔」という言葉も15年前とかとは性質が異なっていて、2000年代以降は「テロ」に近い内容になってきている。
この1ヶ月だけで2件も子供を狙った自爆テロみたいな事件が起きているわけで、それなりに考えていかないとあかんと思うんですが。
街中や学校に監視カメラを置いて、子供にGPSを持たせて、大人の監視員を配置して、それでも襲撃対象になったら事件に巻き込まれてしまうという現実を無視しちゃあかんね。
こんなのが年間で30件とか起きるようになったら、現場に50人ずついたとして、1500人が事件に巻き込まれるようなもんなんですよ。
じゃあ「そうなる前に防ぐ方法を検討しましょうね」という話であって、数字の本質が読めない自称統計家さんたちの「死者数は減っているから！戦後の混乱期よりマシ！」みたいなトンデモ理論こそ封殺されるべきだと思います。
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パラメータを1個に絞った表でしか比較できんから、社会構造の変化とか無視しちゃうんだろうね。
こういう話題に限らず、ネットではそういう極端な分析をしてドヤ顔する人を多く目にします。
「コンビニに行ってるからオレはひきこもりじゃねえよ！！」とブチギレてた岩崎と同レベルの思考だから、もうちょっと現実に即した危機感を持っていかないとあかんと思います。
8050問題にしても、身近なドラクエ10でも事件が起きてしまったように「まったなし！」の状況になってるんですよ。
死者数だけであれこれ言ってる人って、「現代は医療が発達してるから●cmまでは刺されてもOK！」と言ってるようなもんなんで、マスコミよりもよほど印象操作したがっているように見えてしまう。
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この世で一番ヤバい危険思想というのは、現実の出来事を無視した楽観論でしょう。
「おまえら山一證券の幹部かよ？」というレベルで、アホなことを言っちゃう評論家がいますからね
法案通過した途端に報道されなくなった”カジノ”もやばいと思うよ。
あれも必死に統計データのパラメータを絞りまくって、問題ないというのが結論になってるようだけど。
パチンコなんぞ比較にならないレベルで金が飛び交うのに、依存症問題や犯罪増加につながらないわけがなかろう。
わしなんぞは、デモ機の動画を見ただけで頭がどうかしちゃいそうになりましたよ。カジノはやばい。