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第36回 | 大人のための最新自動車事情

大人にこそ似合う「輸入ミニバン」おすすめ3モデル

かつてのミニバンには商用車のイメージもあり、少なくとも、こだわりを持つ大人の男性が乗るクルマではなかった。しかし、多くの荷物を積めて、家族全員を快適に遠くまで運ぶことのできる使い勝手のよさを考えると、もはやミニバンの存在は無視できない。富裕層にも休日を家族と過ごすためにミニバンを所有する人が多くいる。とはいえ、トヨタ『アルファード』『ヴェルファイア』といった人気の国産ミニバンを選ぶのもありきたりだ。そこで、国産ミニバンとはひと味違う、個性派揃いの「輸入ミニバン」3モデルを紹介しよう。

国産ミニバンの「生活感」を敬遠してきた大人の男にも似合う個性的な輸入ミニバン

独身の男性、あるいは複数のクルマを所有する人なら、自分が乗るクルマは趣味やライフスタイルに合わせて選ぶはずである。走りを愉しみたいならスポーツカー、デートに使うならラグジュアリーなクーペやセダン、サーフィンやスキー、キャンプなどのアウトドアが趣味ならSUVというように。

ただし、家族のためのクルマとなると話は別だ。大型SUVという選択肢もあるが、3列シートを備え、7〜8人が乗れて、頭上にもゆとりのある広大な車内空間を持つミニバンは、家族と過ごすのにうってつけのクルマ。フル乗車時を除けばかなりの荷物を積むこともできる。

逆にいえば、ファミリーユースに最適だからこそ、その「生活感」がクルマにこだわりを持つ大人の男性に敬遠されてきたともいえる。国産ミニバンがファミリーカーの主流となったことで、どの車種を選んでも街中でよく見かけるのもネガティブ要素だろう。

しかし、輸入車に目を向ければ、モデル数こそ少ないものの、余裕のある大人の男性に似合うミニバンも存在する。以下は、「輸入車であること」「ミニバンらしい実用性を備えていること」「大人の男が乗るに相応しいクルマであること」を基準に選んだ、おすすめの輸入ミニバン3モデルだ。

おすすめはメルセデス『Vクラス』、VW『シャラン』、シトロエン『グランドC4ピカソ』

大人の男性のなかには普段、ラグジュアリーセダンに乗っている人も少なくないだろう。乗り慣れたラグジュアリーセダンと同じテイストをミニバンでも味わえるのが、メルセデスベンツの『Vクラス』である。

2016年1月から発売されている現行モデルは、先代モデルよりも室内の豪華さや快適性が大幅に向上。全長4905mmのほか、245mm長いロングと475mm長いエクストラロングという、アルファードと同寸かそれ以上のサイズの余裕あるボディを持ち、タイプによっては「アヴァンギャルド」やAMGラインの内外装パーツを装着する「スポーツ」も設定される。

エンジンは力強い2.1Lのクリーンディーゼルが全車に搭載されるため、走りも燃費も心配無用だ。価格は550万円~819万円(消費税込み)。メイン写真と上の室内の写真もVクラス(すべて本国仕様)。

もう少しカジュアルな輸入ミニバンに乗りたいなら、フォルクスワーゲン『シャラン』という選択もある。

フォルクスワーゲンらしいシンプルかつ上質なスタイリングが特徴で、ボディサイズはVクラスの標準ボディと同等。エンジンは1.4Lのガソリンターボで、最高出力も110kW(150ps)と控えめだが、フォルクスワーゲン独自のデュアルクラッチトランスミッション「DSG」との組み合わせによって、スペックから想像するよりもはるかに活発に走ることできる。

価格は、レザー&アルカンターラシートやパワーテールゲートなどが装備される最上級グレードでも467.9万円(消費税込み)とリーズナブル。実用性はもちろん、アウトドアから高級ホテルの車寄せまで、どんなシーンにも使えるオールマイティなスタイルもシャランの魅力である(写真は本国仕様)。

さらに個性的な輸入ミニバンがお望みなら、シトロエン『グランドC4ピカソ』の一択だ。

天才画家の名を冠したグランドC4ピカソは、輸入ミニバンのなかでもっとも個性の強いスタイリングを持ち、ほかの何にも似ていないというシトロエンらしさが際立つクルマ。まさに、こだわりのある大人の男にこそ似合う輸入ミニバンである。

現在は、ガソリンエンジンを搭載した3グレードと、ニューモデルを先取りしたクリーンディーゼル搭載の限定車『フィールBlueHDi』の4タイプだが、2017年春には全車ニューモデルとなり、クリーンディーゼルもレギュラーラインナップに加わる。

下の写真はマイナーチェンジ前のモデル(本国仕様)だが、ニューモデルではフロントマスクがよりシャープなデザインになり、「アダプティブクルーズコントロール」を始めとした運転支援システムも設定された。興味がある人は、ニューモデルを待ったほうがいいだろう。

ミニバンが必要なのは人生の限られた時間だけ、だからこそモデル選びにこだわる

そうはいっても、こだわりのある大人の男性には「子どもがいてもミニバンには乗りたくない」という人がいるかもしれない。

しかし、じつは、子どもと一緒にクルマで遠出する時間はそれほど長くなく、子どもが10代半ばから後半になれば家族と出かける機会も少なくなる。ミニバンが活躍するのは、年数で考えるとせいぜい10数年程度にすぎない。ミニバンとは、人生のなかの限られた時間にしか乗れないクルマなのだ。だからこそ、そのクルマ選びにこだわりたい。

国産ミニバンが人気となり、さまざまなモデルが街中にあふれていても、個性的で洗練された輸入ミニバンという選択肢がある。ミニバンにアレルギーを持つ人がいるなら、今回紹介した3台にぜひ一度触れてみてほしい。

Text by Muneyoshi Kitani

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第129回 | 大人のための最新自動車事情

マッチョな軍人たちへ──愛国仕様のダッジチャージャー

『ワイルド・スピード』の第一作が公開されたのは2001年のことだ。主人公ドムの愛車は、圧倒的パワーをもつ古き良き時代のダッジ『チャージャー』。言わずとしれたマッスルカーである。あれから10余年。アメリカでは今、シリーズにたびたび登場する1960〜70年代の『チャージャー』の価値が上昇し続けている。なにしろ、このSUV全盛の時代にあって、現行の『チャージャー』『チャレンジャー』までもが10年間で70%も販売台数が伸びているのだ。そして、この人気を逃すまいとブランドもさまざまな限定車やオプションを設定。今年4月には、なんとも印象的なストライプのカスタムルックが登場した。

モダンマッスルカーの代表車種2台。ダッジ『チャージャー』と『チャレンジャー』

マッスルカーとは、広義では大排気量のV8エンジンを搭載するハイパフォーマンスのアメリカ車を指す。狭義では1968年から1971年にかけて作られた高性能でハイグレードなアメ車のこと。フルサイズのセダンやクーペ、後輪駆動車が多い。したがって、より正確にいうと、現行車種はマッスルカーではなく、ニューマッスルカーなどと呼ばれる。

そのモダンなマッスルカーのひとつが、ダッジブランドの現行『チャージャー』『チャレンジャー』だ。『チャージャー』は2ドアクーペで、いわば生まれながらのマッスルカー。『チャレンジャー』は4ドアセダンで、フォード『マスタング』と同様にポニーカー(手頃な価格のスポーティカー)として誕生した。いずれも現行型は第三世代で、発表されてから10年以上の時を刻んでいる。にもかかわらず、本国では依然高い人気を誇るモデルだ。

その証拠に、4月のニューヨークオートショー2019において、2台の上位グレードに設定可能な特別パッケージが発表されると、それだけでニュースになったほど。パッケージの名称は「stars & stripes edition(スター・アンド・ストライプス・エディション)」。ミリタリーをテーマとする渋いストライプをまとったカスタムルックのオプションである。

テーマは星条旗。フロントからリアにかけて走る極太のサテンブラック・ストライプ

「stars & stripes edition」は、その名のとおり、「スター・アンド・ストライプス(星条旗)」をテーマにしたカスタムルックだ。最大の特徴は、フロントからリアにかけてボディを覆うようにペイントされたサテンブラックのストライプ。この極太ストライプの正面に向かって右側、つまりドライバーズシート側には、シルバーの縁取りが入っている。

シートはブラックのファブリック(布製)で、ヘッドレスト側面に刺繍されたブロンズのスターが目を引く。このブロンズカラーはシートとステアリングホイールのステッチにも使用されている。そのほか、ボディ側面にさりげなく描かれている星条旗、20インチホイール、前後のスポイラー、装備されるバッジ類は、すべてサテンブラック仕上げだ。

選択できるボディカラーは、「デストロイヤーグレイ」「F8グリーン」をはじめ、「グラナイトクリスタル」「インディゴブルー」「マキシマムスティール」「オクタンレッド」「ピッチブラック」「トリプルニッケル」「ホワイトナックル」の全9色。写真の『チャージャー』はデストロイヤーグレイ、『チャレンジャー』がまとっているのはF8グリーンだ。

軍人や愛国精神をもつマッチョたちのために設定されたカスタムルックのオプション

「統計によると、軍人が購入するアメリカンブランドのなかで、もっとも人気があるのはダッジ」。これはダッジのプレスリリースにある一文だ。とりわけ、彼らがもっとも多く選択しているのが『チャージャー』と『チャレンジャー』だという。つまり、軍人や愛国精神をもつマッチョな男たちのために設定されたのが今回の星条旗ルックというわけだ。

愛国精神はともかく、マッスルカーがマッチョな男に似合うのは『ワイルド・スピード』シリーズを見れば一目瞭然。日本人はよほど筋トレしないとむずかしいかもしれない。

なお、「stars & stripes edition」が設定されるのは『チャージャーR/T』『チャージャー スキャットパック』『チャージャーGT RWD』『チャレンジャーR/T』『チャレンジャーR/T スキャット・パック』『チャレンジャーGT RWD』の6車種。5月から発売される。

Text by Kenzo Maya
Photo by (C) Fiat Chrysler Automobiles
Edit by Takeshi Sogabe(Seidansha)

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