ダルビッシュがバットで流れを変えた。本職の投球は、試合開始から連続四球と暴投などでいきなり1失点。だが、2回の打席でマイコラス(前巨人)のカーブを拾い、左翼に同点犠飛。3年ぶりの打点を挙げると、投球も「いいときの感覚が途中で出てきた」とリズムを回復し、結局6イニングを最少失点に抑えた。
背番号11は、犠飛に「どんどんアグレッシブにいこうと思っていた。まぐれだが、よかった」と苦笑いだが、今季12試合目で3度目のクオリティースタート(6イニング以上を自責3以下)。5月は6試合連続で勝敗がつかなかったが、2年ぶりの「3試合連続で投球6イニング以上」は明るい兆しだ。
「相手もいい投球をしていたから、1点取られれば負けると思って一生懸命投げた」。マイコラスも7イニング1失点で、投げ合いは痛み分けだった。