前田は強打のフィリーズ打線に3安打しか許さず、4連勝。ハーラートップに1差の7勝目を挙げた。7勝目のメジャー自己最速は昨年6月30日だったが、ほぼ1カ月も更新した。
変化球を狙われていると感じながら、あえて多投したスライダーが効果的だったという。「狙っていれば多少強引になるのが打者心理。それを利用した」としてやったりの表情。4戦4勝は17年7~8月以来メジャー2年ぶり3度目で、次回登板はメジャー自己最長記録の更新に挑戦する。
オフにフィリーズと13年3億3000万ドル(約356億4000万円)で契約したハーパーは、チェンジアップ主体に3打席とも外野フライに抑えた。「良い打者が並んでいる打線。きょうの内容は自信になる」と前田。このままメジャー初の球宴選出へと突っ走る。