ドラマ、音楽、ファッション バンコクで韓流旋風 博報堂調査

2011年7月5日(火) 15時10分(タイ時間)
【タイ】博報堂がアジアの10都市で行った調査で、韓国のコンテンツがアジア全体で影響力を強め、日本は影が薄くなっていることが明らかになった。

 この調査は2010年5—8月に台北、香港、マニラ、バンコク、上海、ジャカルタ、シンガポール、ホーチミンシティ、クアラルンプール、ムンバイで実施し、15—54歳の男女6591人から回答を得た。

 「あなたが好きなドラマのタイプは何ですか」という質問では、10都市平均で「欧米のドラマ」が26・5%、「韓国のドラマ」が26%で、「日本のドラマ」は16・9%だった。バンコクでは「韓国」32%、「欧米」17・5%に対し、「日本」は9・8%と人気がなかった。

 「あなたが好きな映画のタイプは何ですか」という質問では、10都市平均で「欧米」が54・4%と圧倒的で、「韓国」15・4%、「日本」12・8%と続いた。バンコクでは「欧米」47・4%、「韓国」26・3%、「日本」9・3%だった。

 「あなたが好きな音楽のタイプは何ですか」という質問では、10都市平均で「欧米」が34・5%、「日本」10・3%、「韓国」9・8%。バンコクでは「欧米」27・3%、「韓国」12・2%、「日本」3・3%だった。

 「あなたが影響を受けているメイク・ファッションは、どこの国のものですか」という質問では、10都市平均で「日本」16・2%、「欧米」15・3%、「韓国」12・7%だった。バンコクでは「韓国」23・2%、「日本」9・3%、「欧米」8・4%。

 日本が存在感を見せたのが「マンガ・アニメ」で、「あなたが見るマンガ・アニメはどこの国のものが多いですか」という質問に対し、「日本」という回答は台北で61%、香港で48・3%に上った。シンガポールでは17・4%、ホーチミンシティでは12・9%、クアラルンプールでは11・5%で、10都市平均で27・4%と、「欧米」の10・2%、「韓国」の1・7%を上回った。バンコクでは「日本」27・6%、「韓国」1・8%、「欧米」9・9%だった。
《newsclip》


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