ちょっと話題の人がいまして。
アレな雰囲気を感じたので調べたらやはりというかなんというか。
古民家再生で不登校、引きこもり、ニートの教育支援。東京の学習塾の取り組みとその思い | 住まいの「本当」と「今」を伝える情報サイト【LIFULL HOME'S PRESS】
こういう連中、すぐ田舎に行くよな。
田舎はお前たちの道具じゃねえんだよ。
大学へ進学した元不登校の学生について | CARPE・FIDEM LLC
A「にしても、やっぱり引きこもりは『甘え』ですかねえ?」
E「色々と言い分はあるみたいだけど、ほとんどの事例では確かにそうなりそうだね」
C「東北地方の地震があったでしょ? あのときの引きこもりの記事がネットにあってさ……」
B「あったな。『地震をきっかけにして、引きこもりが出てきた!』みたいな話だろ?」
C「そう、それ」
E「死者も出たって話だけど、家から出てきた人の話の方が多そうだったね」
A「でも、あれって『引きこもりは、所詮甘えに過ぎない』って話を間接的に伝えることになってないか? 死にそうになったら出てくるんだから」
B「実際に甘えなんだから仕方無い。昔の自分を振り返っても、甘えとしか見えない。それに、真のヒキなら、死んでも部屋に留まるだろうな。死ぬ方が楽って奴もいるかと思うし」
C「それは流石にやだなあ……」
A「出た段階で『甘え』確定か……」
B「ヒキ的には、究極の選択なんだろうな。出たら出たで、『結局お前は甘ったれ』、出なけりゃ出ないで渦の中」
E「大変な局面ではあると思うけど、あれだけ大規模な災害だったんだから、これをきっかけにして欲しいとは思う」
B「『40以上はほぼ不可能』って話あったけど、やっぱりあれってマジなんすか?」
E「君が社長だとして、ろくな社会経験も無い40代の中年を雇うか?」
C「微妙に嫌だなあ……。得体の知れない存在って感じだし」
A「当然と言えば当然ですね」
E「もっとも、そう言えるのは、君たちが10代のうちから動いていたからだよ。今となっては、別に不登校でも引きこもりでも何でもないでしょ?」
C「いや、Bは危ない(笑)」
A「失恋が(笑)」
B「やめろ(笑)」
E「……とまあ、ただの一般人となっているわけだ(笑)」
A「巧みに締めた(笑)」
B「美味いところだけ(笑)」
E「まあ、聞け(笑)。で、何もしないで引きこもっているだけの20代なんてザラにいるけど、その一方できちんと戦略を練って勉強するなりバイト行ってみるなりしてる20代もいる。その差がつくのは当たり前」
C「平等って言えば平等ですね」
A「これで、20代から方向性切り替えた奴と、40過ぎるまで何もしなかった奴とで結果が同じだったら腹立つな。頑張った自分が馬鹿みたい」
E「そりゃそうだ。40過ぎたら事実上策無し』ってのは、一見すると残酷なようだけど、全体的に見ればある意味平等性の証でもあるよ」
B「自分のときもそうだったけど、ベーシックインカムがどうとか言ってるのって、手遅れ組のおっさん達ばかりだった気がする」
C「手遅れだから、そういう自分達に都合の良い話題に飛びつくんじゃないか?」
A「同意」
E「それは仕方ないね。10代はまだまだ余裕あるし、20代でも打つ手はある。でも、30過ぎると資金的にも苦しくなるし、40過ぎるとそもそも親が子供の負担に耐えられない」
B「でも、あれって流石に腹立つな。自分の二倍以上も生きてるおっさんヒキ達が、ろくに仕事もせずに、あれこれ言い訳しながら、他人の税金を巻き上げようってことだろ?」
C「『全員に配布するならいいじゃないか!』とか言ってた気がする」
A「詭弁にしか見えない……」
B「流石に、ああいうヒキ先輩がいると目が覚める」
C「ああいう人間になってはいけない(笑)」
A「同意」
E「引きこもりにも、世代間格差があるってことか」
B「反面教師だよ。人生の」
こんなもの顔と名前出して発表できるのがすごいよな、大村悠輝くん。
世間的に叩かれやすいニートですが、私個人としては、そんなに悪いこととも思っていません。古代ギリシャ哲学や、世紀末ウィーンではありませんが、優れた文化の爛熟には有閑階級の存在が不可欠です。今の日本で見てみれば、ニートは典型的な有閑階級でしょう。卑下する人もいますが、優れた文化や発想の担い手たり得る可能性があります。
「金持ち」であることは、確かに一つの可能性を生み出しますが、「時間持ち」は、それ以上に巨大な可能性を持っている。「時間持ち」の典型であるニートとは、それ自体が可能性の塊です。卑下する必要など、どこにもないのです。
私自身、常日頃からニートでありたいと望みながら、それを許されない「時間貧者」ですが、これは非常に嫌なものです。時間持ちであることは、誰がどう罵ろうと、恵まれた現実だと思います。恵まれた環境を上手く活用し、愉快な事業を立ち上げる人達が出てくれば、これ程面白いこともないでしょう。
これを書いてからたった6年で「中年引きこもりは社会に対する加害者! 早急に社会から切り離せ!」となってしまったわけですが、まあ理由はすぐわかるのよね。
CARPE・FIDEM LLC | 不登校・引きこもりからの大学進学塾
引きこもり専門の学習塾やってたらそりゃ煽るわな。
「お前ら中年になってあんな惨めな人間になったらどうする気だ! それを防ぐためには今から頑張れ! うちに来れば大学に行けるぞ!」って煽って不安にさせて自分のところに入れるわけでしょ。
講座と費用 | CARPE・FIDEM LLC
費用も月3万~になってるけど、これ単科の額だから。
中学範囲速習講座 | CARPE・FIDEM LLC
中学範囲の英国数3教科受けたら10万だから。
「ツキイチ飲み会参加費用」なんてものまで含まれてるから。
大学受験理系基礎講座 | CARPE・FIDEM LLC
大学受験だと12万。年144万ですか。
週5回で144万。
大手予備校の倍ぐらいですかね。
まあ特別なカリキュラムとかがあるんでしょ、知らんけど。
そもそも大学行けば大丈夫なんてのは幻想なんだけどね、去年の事件を持ち出すまでもなく。
まあ人を煽って危機感持たせてガッポガッポなのはそれがお前のビジネスのやり方なんだろってことでどうでもいいんだけど、そもそも中年引きこもりって本当に危険なのかって話ですよ。
通り魔事件に関連付けて煽りまくってるけど、実際日本の通り魔事件で中年引きこもりが班員だったことなんてほとんどないのよ。
通り魔 - Wikipedia
wikipediaに載ってるようなデカめの通り魔事件で犯人の平均年齢は30.6歳。
川崎の事件までは29.9歳で30歳にも満たなかった。
そのうち5人以上の犠牲者が出た事件を見ても職歴のない中年引きこもりなどいない。
新宿西口バス放火事件の犯人は毎月施設に預けた子供に仕送りを送り続けていた現場作業員。
下関通り魔殺人事件の犯人は設計事務所や運送業を営んでいた経営者。
附属池田小事件の犯人は自衛隊や地方公務員の経験がある。
秋葉原通り魔事件の犯人も正社員経験があり、引きこもるどころか全国を旅行してオフ会を開くくらい行動的な人物だった。
熊谷連続殺人事件の犯人は外国人なので引きこもりの概念が当てはまるのかどうかわからない。そもそも30歳だし。
相模原障害者施設殺傷事件の犯人は障害者施設での勤務経歴がある。
つか福祉施設に勤務してて「障害者のために莫大な費用がかかっている」「重度障害者は安楽死させろ」「無条件で救うことが人の幸せを増やすとは考えられない」って冒頭の彼と同じような思想だよなあ。
そっちのほうがよっぽど危ない気がするが。
一応通り魔じゃない殺人事件も調べたが、人を殺すのは若い引きこもりで中年引きこもりは未来を悲観して親に殺されていることのほうが多かった。
最近の話なのでもっと昔まで遡ればわからんけど、そもそも昔は中年引きこもりの数が相対的に少なかったんだからあんまり意味ないかもしれない。
とまあいろいろ言ってきたけど、そもそも「社会の役に立たない人間を支援するのは無駄」という考え方をなぜ中年引きこもりにだけ適用したがるのか。
「労働力にならず住民税すら望めない」人間は他にいくらでもいる。
それこそ重度障害者もそうだし、介護が必要な老人もそうだし、難病の人もそう。
みんな「労働力にならず住民税すら望めない」わけ。
じゃあ社会保障打ち切って見殺しにすればいいんですかって話ですよ。
中年引きこもりは60万人、対して要介護認定されてる人は600万人。
費用対効果から見れば要介護者を社会から切り捨てたほうがよっぽどいいわけで、なぜそれを言わずに中年引きこもりを目の敵にしているのかと言えばまあビジネスだからということだよね。
そういう不安を煽って商売してて食う飯はさぞかしうまいだろうし、そりゃ田舎できれいな空気も吸いたくなるよな。
古民家再生とかそれこそ中年引きこもりでもできそうだけどな、まあ金にならんからやらんのだろうけど。
ちなみに俺は30過ぎまで正社員だったり派遣社員だったりでそれなりに仕事しながら暮らしてきて、だんだん人間が嫌になってきてちょっと働きに行ったらパワハラやら暴力やらのせいでなんかもうダメだなって気持ちになった感じで今に至っております。
職歴ゼロの中年引きこもりなんて実際そんなにいないと思うよ。
いるにしてもそもそも精神障害抱えてるとか別の理由があったり。
努力してなくて全然働かない中年引きこもりなんて都合のいい仮想敵なんじゃないのかね、実際のところ。
そういう仮想敵を殴ってお金儲けをしてると痛い目見そうだけど、自己責任で勝手にやってください。
ぴあ (2019-04-02)
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