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第5回 | あの人のオススメの車

橋本マナミさんが語る「私が助手席に乗りたい車」

“愛人にしたい女性No.1”として注目を集め、世の男性たちに絶大な人気を誇るタレント・女優の橋本マナミさん。「一度でいいから彼女のようなイイ女を助手席に乗せてドライブしたい!」と妄想する40代男性は多いに違いない。橋本さん自身はデートのとき、男性にどんな車で迎えに来てほしいのだろうか? これまで多くのドライブデートをしてきたであろう彼女に「助手席に乗りたい車」を聞いてみた。

「ポルシェに乗っているオジサマは素敵」

「私、おっきい車が好きなんですよ。形状的にも大きいのが好みなんですけど、車高が高いほうが助手席からの見晴らしがいいじゃないですか」。ミニワンピースから美脚をのぞかせつつ、好みの車についてそう話す橋本さん。この日の撮影で使用した車はイタリアを代表するスーパーカー。やはり美女とスーパーカーはよく似合うが、こういう車でドライブするのはどうだろうか?

「正直いうと、スポーツカーは少し苦手かも…。結構振動がくるし、エンジン音も大きいので会話も聞こえないし。あと、車高が低すぎると乗るときにパンツ見えちゃうんですよね…って、悪いことばっかり言っちゃって、ごめんなさい(笑)」。これには傍で聞いていたスーパーカーのオーナー氏も苦笑いだが…。

「あ、でもスポーツカーだったら、ポルシェ・ボクスターとかカワイイですよね。頑張りすぎず、しかもオシャレというか。ポルシェはオジサマが乗っていると素敵だなと思います」と、すかさずフォローを入れる“オヤジ殺し”の彼女。

「車選びは大事。そこで男性のセンスがわかる」

ドライブは車とともに行き先も重要な要素。橋本さんの理想のドライブデートは?

「やっぱり海とか行きたいですよね。海岸線を走って、海辺に車を停めて2人で語り合ったり…。あと、ひたすら首都高を走るのもいいかも。たまにきれいな夜景が見えたりしたら、すごくアガりますね」

「ドライブに行く車自体はセダンでもSUVでもいいんですけど、ただ、車ってやっぱりすごく大事だと思うんですよ。その人のセンスが現れるというか。以前、ある男性にオープンカーのアメ車に乗せてもらったことがあったんです。ヴィンテージカーというのかな、すっごく古いアメ車。その方は60〜70代のオジサマだったんですが、粋だなって思いました。車とのギャップで、恋愛面でプラスに作用することもありますね」

ズバリ、ドライブデートで助手席に乗りたいのはどんな車?

「カッコイイと思うのはメルセデス・ベンツSLクラス、フォルクスワーゲン・フェートン、ミニバンならトヨタ・ベルファイアとかもいいですよね。でも、個人的に乗ってみたい車はハマーです。似合うかどうかという意味で乗る人を選ぶ車だと思いますけど、ハマーで迎えに来てくれたらテンション上がっちゃいますね!」

Text by Naoya Aoyagi(Seidansha)

Photographs by Takao Okazaki

プロフィール
橋本マナミ
1984年8月8日、山形県出身。身長168cm。スリーサイズはB86 W60 H88。関西テレビ『ゴルカツ。~ゴルフで人生を楽しくしよう!~』、TOKYOMX『バラいろダンディ』など、紙媒体、テレビ等のレギュラー出演多数。

橋本マナミ最新写真集「接写」(幻冬舎刊) 9月30日発売 (税込3456円)
2015年10月12日 (祝) 12:00~ 新宿サブナード店にて出版記念サイン本&握手会イベントを開催。詳細は福家書店HPへ 
取材協力
スーパーカー シェアリング&レンタル「Noleggio」
好きなときにフェラーリやランボルギーニなどのカーシェアリング(年会費制)ができるほか、単発でのスポットレンタルも行う。
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第9回 | あの人のオススメの車

革命家のこだわり──スティーブ・ジョブズのBMW Z8

没後6年半余り。もしスティーブ・ジョブズが生きていれば、63歳を迎えることになる。この間、ジョブズについて多くのことが語られてきたが、カーガイが今気になるのは「ジョブズ亡き後のアップルがいつ、どんな自動運転車を作るのか?」ということだろう。あるいは「もしジョブズが生きていたら、どんなクルマに乗るのか?」かもしれない。彼はクルマにこだわりを持っていたからである。たとえば、ジョブズが所有していた愛車のひとつがBMW『Z8』だ。このスポーツカーは2017年12月にオークションに出品されて、世界中で話題になった。

ボンドカーにも選ばれた流麗なスタイリング、ジョブズが所有したBMW『Z8』とは?

今思えば、このクルマはiPhoneの登場を予感させるものだった。ご覧のBMW『Z8』は、スティーブ・ジョブズが2007年6月下旬に発表した初代iPhoneと同様に、アルミ製ボディを纏ったプロダクトだ。おまけに、オリジナルアクセサリーとして付属したのは、モトローラ製の携帯電話である。

『Z8』は1997年の東京モーターショーでコンセプトカーとして発表され、2000年から2003年まで生産された2シーターオープンのスポーツカーだ。

モチーフとなったのは、1950年代後半のBMWの名車『507』。『Z8』はスクリーンでも活躍し、2000年に公開された映画『007ワールド・イズ・ノット・イナフ』ではジェームズ・ボンドの愛車“ボンドカー”として登場している。

実際、その端正なスタイリングは、ジョブズよりボンドに似合いそうだ。加えて、心臓部に搭載したのはBMW『M5』(E39型)用の5.0L V8エンジンである。最大出力400psを発生し、0~100km/h加速は4.7秒を誇った。

落札価格は約3730万円、BMW『Z8』とアップルの製品哲学には共通するものがある

ジョブズがこの『Z8』を手に入れたのは2000年10月のこと。当時親交があったアメリカの大手ソフトウエア企業、オラクルのラリー・エリソン(元CEO、当時はCTO)に「『Z8』とアップルの製品哲学には共通するものがある」と熱心にすすめられたことから、新車で購入したのだという。

たしかに、シルバーのボデイカラーとブラックのインテリアのコンビネーション、パワフルなエンジン、無駄のないシンプルなボディラインは、のちのアップル製品を彷彿とさせる。

『Z8』の当時の価格は、約12万8000ドル(約1430万円)。ジョブズは3年間にわたって『Z8』を所有し、その後、あるオーナーに売却する。自動車オークションの最大手、RMサザビーズが2017年12月にニューヨークで開催したオークションにこのクルマを出品したのはそのオーナーだ。

出品された『Z8』の走行距離は1万5199マイル(約2万4460km)で、ジョブズの名前が記された登録証、純正ハードトップ、オリジナルアクセサリーであるモトローラ製の携帯電話も付属した。気になる落札価格は32万9500ドル。日本円で約3730万円となる高値が付けられたという。

メルセデス・ベンツ『SL55 AMG』にポルシェ『928』…ジョブズのこだわりの愛車

しかし、ジョブズの愛車として最も有名なのは、『Z8』ではなく、ナンバープレートのないメルセデス・ベンツ『SL55 AMG』かもしれない。

カリフォルニア州では、新車は「6カ月以内」にナンバープレートを装着しなければならないと車両規則で定めている(2019年から購入時に仮のナンバーを付けることを義務化)。

そこで、ナンバープレートを付けたくなかったらしいジョブズは、購入して半年経つとクルマを売却し、そのたびに新しい『SL55 AMG』を買い直していたのである。このエピソードが話題になったことで、ジョブズ=『SL55 AMG』のイメージが広まった。ちなみに、このクルマのボデイカラーもシルバーだった。

ポルシェのイメージも強いかもしれない。2015年に公開された映画『スティーブ・ジョブズ』には、若き日のジョブズがポルシェ『928』を運転するシーンが描かれている。ジョブズは当時、「Macの筐体はフォルクスワーゲンではなく、ポルシェのようであるべきだ」と語っていたという。彼はポルシェを理想のブランドのひとつと考えていたのだ。

いずれにせよ、ジョブズが所有したクルマたち──その大半はポルシェ、BMW、メルセデス・ベンツのドイツ車──に共通するのは、卓越した動力性能によって導き出された素晴らしいデザイン性を持っていることだろう。

もしジョブズが生きていたら…。そのときアップルは、いったいどんな革命的な自動運転車を生み出したのだろうか?

Text by Kenzo Maya
Photo by (C)RM Sotheby’s
Edit by Takeshi Sogabe(Seidansha)

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