「好きで好きで…刺した直後に好きと言ってくれた」同居男性を刺した女の“ゆがんだ愛情”
- 新宿の殺人未遂事件 知人男性の腹部を刺したとして高岡由佳容疑者(21)を逮捕
- 事件発生の数日前からマンションで同居...事件当日は男性がなかなか帰宅せず…
- 「好きで好きで仕方なかった」男性との新生活のために買った包丁で刺したか
「好きで好きで仕方なかった」21歳の女を逮捕
20歳の知人男性を刃物で刺し、重傷を負わせたとして、5月23日、殺人未遂の疑いで逮捕された高岡由佳容疑者(21)。
犯行後、警察署から移送される際には、なぜか笑みを浮かべていた。
調べに対し「好きで好きで仕方なかった」などと、男性への強い執着を口にしている高岡容疑者。
その詳しい供述により、エスカレートしていく愛情の暴走過程が浮かび上がってきた。
血に染まった事件現場マンション
事件は5月23日午後4時前、東京・新宿区の歌舞伎町近くにあるマンションで起きた。
その時のことを、高岡容疑者は「相手を殺して私も死のうと思い、おなかのあたりを包丁で刺しました」と供述している
高岡容疑者に刺された知人男性は、マンション1階の入り口付近まで必死に逃げていた。
男性を追って1階に下りた高岡容疑者は、駆け付けた警察官に現行犯で逮捕されるまで、倒れた男性のそばに座っていたという。
高岡容疑者は「どこにも行ってほしくなかったので外階段で下におりました」「刺し殺して、その死んでいく様子を見届けた後に死ぬつもりだったので119番通報はしませんでした」と供述しているという。
同じマンションの住人は…
マンションの住人:
エレベーターの中は壁とか全部血だらけで、3階と4階のボタンの所に血がついていました。血のついた手で触ったような…
と凄惨な事件現場の状況を話した。
逮捕直後、警察官に囲まれて、現場から連行される場面を捉えた映像では、黒いシャツを着た高岡容疑者の両足は、男性の血で染まっている様子が分かる。
刺された男性は一時意識不明の重体となったものの、一命を取り留め現在も入院している。
マンションで同居するようになって数日...なぜ?
高岡容疑者と男性が出会ったのは、2018年10月…
高岡容疑者が当時店長を務めていた飲食店に男性が訪れ、その後は、高岡容疑者も男性が働く飲食店に客として訪れるようになった。
そして事件発生の数日前から、事件現場のマンションで一緒に暮らすようになったという。
なぜそれほどまでに愛する男性に殺意を抱いたのか?
事件当日、高岡容疑者は男性の帰りを部屋で待っていたが、男性はなかなか帰ってこなかったという。
そこで、高岡容疑者の頭に浮かんだのは…
高岡容疑者:
悲しくて死にたくなり、どうしたら好きでいてくれるか考えた。一緒にいるためには殺すしかないと思ったので殺そうと思った。死んでくれたら「好き」「一緒にいよう」という言葉が現実になると思った
との、あまりにも身勝手な犯行動機…
凶器の包丁は寝室で見つかり、高岡容疑者は「男性との新生活のために買いそろえたものの1つ」と説明しているほか、「刺した直後に男性が好きと言ってくれた」などとも話しているという。
移送の際に見せた笑顔はどのような思いの表れだったのか?
事件の解明に向けた捜査が続いている。
(「Live News it!」5月30日放送分より)