「ソードアート・オンライン」はオンラインゲームを題材にしたライトノベルシリーズだ。バーチャルリアリティー(VR)を使ったオンラインゲームの世界に閉じ込められた主人公の少年「キリト」が、仲間とともにゲームのクリアを目指すのが主なストーリーだ。
今回、このVRゲームの世界を実際に再現・体感できるイベント「ソードアート・オンライン ザ・ビギニング Sponsored by IBM」が開催された。体験希望者を募集したところ、約10万人の応募があったという。体験できたのはそのうちの約500分の1の208人。どんなものなのか、早速体験してきた。
イベントでは、その作中で描かれているようなVRゲームの世界を現在の最新技術で実現しようとした。まずイベント参加者をスキャンして3Dモデル化する。それをアバターとして使い、ほかの参加者たちとVR空間上でパーティーを組んで協力してモンスターを倒すというものだ。
技術面はIBMが担当していて、複数の参加者のVR情報をリアルタイムでやりとりし、1つのVR空間としてまとめている。システムにはIBMのクラウドサービス「SoftLayer」が使われた。