空気を不要にするブリヂストンのタイヤ技術「エアフリーコンセプト」
特殊形状のスポークで荷重を支える、空気を使わないタイヤ
タイヤには空気が重要
通常のタイヤには高圧の空気が充填されています。空気を入れたボールがよく弾むように、空気を充填することによって、タイヤは車の重さを支える、路面の衝撃を吸収するといった、バネのような働きができるようになります。そのため、タイヤの空気圧が適切でなかったり、タイヤがパンクしてしまうと、車の走行に支障をきたすこともあります。
空気を使わないタイヤ技術「エアフリーコンセプト」
ブリヂストンの「エアフリーコンセプト」は、タイヤ側面に張り巡らせた特殊形状の樹脂スポークが変形することで、車の重量を支えたり、衝撃を吸収することができる、空気を使わないタイヤ技術です。「エアフリーコンセプト」を採用することで、タイヤの空気圧管理が不要になり、パンクの心配もなくなります。
新しいタイヤの可能性
「エアフリーコンセプト」で用いるスポークには、樹脂を使用することで、従来の空気入りタイヤと比べて設計自由度が向上し、リサイクルも容易になります。そのため、パンクの心配がないだけでなく、デザイン性に優れ、環境にも優しいタイヤをつくることが可能になります。
ブリヂストンは、「エアフリーコンセプト」を通じて、環境に優しいモビリティ社会の創造、循環型社会の実現に貢献していきます。
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