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【芸能・社会】

美空ひばり、生涯売り上げ1億枚突破! 「生誕祭」ファン1000人がしのぶ

2019年5月30日 紙面から

第82回美空ひばり生誕祭を行ったひばりプロダクションの加藤和也社長=東京都台東区の浅草公会堂で(稲岡悟撮影)

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 平成元年6月24日に52歳で亡くなった美空ひばりさんの「美空ひばり生誕祭」が誕生日の29日、東京・台東区の浅草公会堂で行われ、ファン約1000人が生前のステージ映像やレコード鑑賞などで在りし日のひばりさんをしのんだ。

 ひばりさんは1937年5月29日生まれ。没後30年、82回目の誕生日を迎えた今年は、ひばりさんと親交があった作家の神津カンナさん(60)によるトークショーのほか、ひばりさんのレコードやCD、カセットテープなどの作品の総売り上げが、3月までに1億1700万枚(本)を突破したことが、ひばりさんの長男でひばりプロダクション社長の加藤和也さん(47)から報告された。発売元の日本コロムビアでは、「(国内では)前人未踏の大記録と言っても過言ではない」としている。

 加藤さんは「1億を越えたとはびっくり、これもみなさんが買ってくださったおかげです。あらためて数字にしてみると、おふくろも頑張ったな、と思います」などと、ファンに感謝の思いを伝えた。

 また、ステージには、ひばりさんの代表曲「川の流れのように」が、文化交流の一環としてアフリカで開催されるチャリティー盆踊り大会(日時未定)の楽曲に採用されることになり、同曲をアレンジするDJ KOO(57)も出演。「僕の母とひばりさんは同じ年で、亡くなったのも同じ平成元年でした。アレンジをすることになったのにも運命を感じます。アフリカの人を思いっきり踊らせるアレンジをしたい」とあいさつした。

 ひばりさんが存命なら82歳。加藤さんは「生きていたらどうなっていたか、と想像します。今年も大勢の方に誕生日をお祝いしていただき、おふくろは幸せ者です。売り上げの1億枚も平成生まれの若い方がひばりを知ってくださったのが枚数につながったと思います。いつか令和に生まれた方が生誕祭にも来ていただけるように頑張っていきたい」と話した。

 命日の6月24日には、シングル曲の売り上げ上位30曲を収録した「美空ひばりベスト30」(2枚組、税抜き3500円)が発売される。

 

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