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銀閣寺の見どころ・歴史・魅力を徹底解説【わびさびの真髄が見られる東山文化のシンボル】

更新日:

京都の東山麓にたたずむ銀閣寺。銀閣の名は金閣の名に対してつけられた呼称で、正式名称は慈照寺です。禅を追求した観音殿があり、その風雅な建物と銀沙灘はみもの。わびさびの真髄が見られる東山文化のシンボルです。そんな京都の銀閣寺の最新の歴史・アクセス・見どころなどをまとめました。

【おすすめ度】(4.3/5)

王道世界遺産重要文化財
【観光所要時間】約40分

『銀閣寺』のここをチェック!

  • アートな砂盛りとわびさびの世界を体感。
  • 春・秋の特別拝観で東求堂&本堂内部を拝観
  • 庭園&山の上から望むフォトジェニックビュー



トップ画像引用:京都フリー写真素材

銀閣寺のデータ

銀閣寺の歴史

銀閣寺は正式名称を慈照寺(じしょうじ)と言いいます。応仁の乱の後、室町幕府8代目将軍・足利義政が自身の隠居後の山荘・東山殿として建立しました。足利義政は金閣寺を建てた義満の孫となる人物です。

造営当初は敷地内に12の建物が点在していましたが、現在では祖父・足利義満の金閣寺を模して設計された観音殿、東求堂の2つのみが当時の遺構として残されています。この2つの建造物は国宝に指定。東山文化を象徴する”わび・さび”の精神や禅の教えを反映した貴重な建造物としても知られています。東求堂の建物内部は通常非公開となっていて、外から眺めることしかできません。

応仁の乱の5年後、1482年に造営がはじまり約8年間にわたる大工事が行われました。義政は観音殿(一般的に銀閣と呼んでいる建物です)が完成する前に、56歳でその生涯に幕を閉じます。義政の遺言から臨済宗相国寺派の禅寺となりました。

初期書院風の東求堂や頂上に鳳凰をあしらった観音殿など、建物の随所から芸術的センスに秀でていたという義政の細やかな美意識がうかがえます。

この銀閣寺を中心に、武家・公家・禅僧らの文化が融合し「わび・さび」を重んじる東山文化が花開いていきました。

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足利義政
室町幕府8代将軍。実子がなく、弟義視を後嗣とした後、妻日野富子が生んだ義尚を将軍に立てようとし、応仁の乱の要因となる。将軍を義尚に譲り、東山に山荘(銀閣寺・慈照寺)を造営。この山荘を中心に東山文化が興隆。墓は上京区、相国寺。1436(永享8)~1490(延徳2)

銀閣寺へのアクセス・住所・データ

正式名称 慈照寺(じしょうじ)
電話番号・FAX TEL:075-771-5725 FAX:075-771-5725
住所 〒606-8402 京都府京都市左京区銀閣寺町2
銀閣寺へのアクセス 京阪電車 出町柳下車 市バス 銀閣寺道下車 徒歩約10分 市バス 銀閣寺前下車 徒歩約5分
見学所要時間 約40分
拝観・開館時間 8:30~17:00
パーキング 市営駐車場2時間以内
バス14台分 2500円
自家用車40台分 1,000円
TEL075-771-0783
車椅子による見学 可。一部登れないところあり
銀閣寺の地図

Map Data
Map data ©2019
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100 m 
 

銀閣寺の拝観料

年齢 金額
一般・大学生・高校生 500円
中学生・小学生 300円
初学生未満 無料

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銀閣の名は金閣の名に対して付けられた呼称で、正式名称は慈照寺(じしょうじ)といいます。禅を追求した観音殿はわびさびの東山文化の代表です。名前とは異なり、銀閣寺に銀箔が貼られたことはなく、本来は『黒漆塗り』でした。春と秋に特別拝観できる東求堂の中は必見。この四畳の空間から日本の全ての四畳文化が始まったと言っても過言ではありません。今に通じる和風建築の原初となりました。モダン・アートのような盛砂を始め、侘びさびの世界を表現したかのような景観が魅力的です。

そんな銀閣寺の見るべきポイントをしっかり押さえた観光案内を載せました。境内の参拝順に載せていますので、ぜひこちらを参考にしてみてください。

銀閣寺へと向かう参道 銀閣寺垣

引用元:https://i0.wp.com/wondertrip.jp/img/201609/iStock-478654319.jpg?w=730

総門から中門まで約50mにわたって参道の両側を囲う竹垣の銀閣寺垣(ぎんかくじがき)。下には石組み、背後に生け垣を組み合わせた作りになっており現実世界と極楽浄土の境界を表していると伝わっています。椿の名所としても有名。銀閣寺特有のスタイルで、すがすがしい空気を感じます。

銀閣寺の庭園

引用:http://kyoto.tabiphoto.net/_src/1683/20160910-051.jpg

白砂が織りなす白銀のモダンアート

銀閣寺に足を踏み入れると、まず目を見張るのがモダンアートのようなこの銀沙灘(ぎんしゃだん)と向月台(こうげつだい)です。
その高さはそれぞれ約180cmと約60cmで、意外にも背が高いことに驚く人も多いと思います。

銀沙灘・向月台は月に一度の頻度で手入れされています。ストライプの角度や幅などは全て決められており、専用の道具まであるそう。この庭園の作者は不明のミステリーガーデンです。

銀閣寺庭園のここに注目!

引用元:https://hirotravel.com/kansai/ginkakuji/ginkaku2-3.jpg

向月台(こうげつだい)
銀沙灘の脇に立つ高さ1.8mの円錐型の盛り砂。東山に登る月を眺めるために作られた台など諸説あるが意図も作者も不明。現代アートのような佇まいはアーティスト岡本太郎氏も絶賛したと言います。

引用元:https://hirotravel.com/kansai/ginkakuji/ginkakuji1-6.jpg

銀沙灘(ぎんしゃだん)
石英、雲母を含む白川砂を敷き詰め、等間隔にストライプを描いたスタイリッシュなデザインが特徴。波紋を表現した紋様は月光を反射させるためとされていますが、詳細はわかっていません。

東求堂

引用元:https://img-cdn.guide.travel.co.jp/article/838/20161102013838/FB84A208E36643578550D663052BD53F_L.jpg

義政の持仏堂。日本で最古の書院造り。

文明18年(1486)に建立した阿弥陀如来像を安置する阿弥陀堂です。義政の書斎として使われていた四畳半の同仁斎は、現存する最古の書院です。春と秋の特別拝観時のみ公開されています。ほか本堂、弄清亭の内部も特別拝観時のみ公開です。

同仁斎

東求堂内部『同仁斎』
東求堂は日本で最古の書院作り。そして、すべての四畳半文化の始まりでもあります。

東求堂のすごさとは、その後の日本文化に多大な影響を及ぼしたということです。堂内は4つの部屋に区切られていて、そのなかでも同仁斎(どうじんさい)と呼ばれる四畳半の部屋は書院造の原形とされ、現在の和風建築へとつながる重要な遺構となっています。

内部は義政が自慢の茶道具を置いた「違棚(ちがいだな)」と読み書きを行うための「付書院(つけしょいん)」が設置され、華道や茶道と言った日本を代表するような文化が生まれていきました。

また後の書院造の典型とされ、「床の間」はまだありませんが、その原型となります。

また障子を開けると外の景色が切り取られ、まるで掛け軸のように見えるという仕掛け。四季折々の風景をそのまま掛け軸にするという、なんとも贅沢なアイデアです。

特別拝観の際には、この同仁斉に硯箱や茶碗が並べられ、足利義政の風流な生活が再現されています。将軍の暮らしぶりをこれだけ身近に感じられる展示も少ないので、日本の歴史を体感するためにも、1度は訪れておくことをおススメします。

お茶の井

引用元:http://jpmanual.com/wp-content/uploads/2016/11/ginkakuji-31-1024x576.jpg

義政が茶の湯に使用した水。銀閣寺創設者の足利義政は、茶道、華道、建築から芸能まで手厚く支援し、現代にも通じる日本的な美意識を開花させました。この水を義政は茶を飲む際に使ったといいます。

観音殿(銀閣)

東山文化を象徴する銀閣は2層建築の観音堂。金閣、飛雲閣(西本願寺)とともに「京の三閣」と呼ばれます。

上層の仏堂「潮音閣(ちょうおんかく)」と下層の「心空殿(しんくうでん)」の二重構造からなる楼閣です。金閣寺の舎利殿や西芳寺の瑠璃殿にならって造られており、銀閣の名は金閣の名に対して付けられた呼称です。外壁に銀箔が貼られたことはなく本来は『黒漆塗り』でした。

重層宝形造の屋根の頂には鳳凰がたち、義政の創意が感じられます。

※普段は外部のみ公開。本堂内部と弄清亭は春と秋に特別公開。別途拝観料1000円が必要です(特別拝観についてはこちら)。

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本堂内部にある襖絵

引用元:http://www.dnp.co.jp/denshoubi/works/fusuma/g01.html

本堂は江戸時代中期の建立。内部の3つの間に江戸時代中期を代表する画家・与謝蕪村の「棕櫚に叭叭鳥図」や「山水人物図」、池大雅の「琴棋書画図」など、貴重な襖絵が配置されています。襖絵は春と秋の特別公開。通常は外から建物のみ拝観できます。

銀閣寺の絶景ビューポイント

引用元:https://kyotokanko.com/wp-content/uploads/2017/04/ginkaku-e1499860787360.jpg

境内の庭園を抜けて道なりに山の斜面を登っていくと、境内はもちろん、その向こうに広がる街並みも一望できる展望スポットに到着。目の前には吉田山が広がり、一味違った風景が楽しめます。ぜひ歩きやすい靴で訪れたい場所です。

特別公開について

東求堂が公開されるのは年に2回、春と秋の特別拝観のときだけになります。例年それぞれ2か月ほどの公開です。しっかり予定を確認してから拝観に向かわれることをおススメします。→ホームページはこちら

建物内部を見られる時間はだいたい30分ほど。係員の指示に従って本堂と東求堂、弄清亭(ろうせいてい)を見学できます。集団での行動になるので、個人で好きなだけ見るということはできません。通常の拝観料に加えて1000円の特別参拝料がかかることも注意が必要です。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。禅を追求した観音殿ではわびさびの世界を感じられます。ここから東山文化は花開きました。限定公開のみですが、本堂の内部には、与謝蕪村と池大雅の筆になる襖絵が飾られています。義政公が多くの時間を過ごしたという東求堂の内部も限定公開。普段は外観しか見られませんので、春秋2回の特別公開ではぜひ足を運んでみてください。

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