松坂、復帰戦は２イニングを完全投球

　２月のキャンプ序盤に右肩を負傷して別メニュー調整を続けてきた中日・松坂が２８日、ウエスタン・リーグのソフトバンク戦（タマスタ筑後）で今季初登板。先発で２イニングを投げ、無安打、３奪三振、無四球、無失点と好投。最速は１３７キロを計測した。昨年９月１３日の阪神戦（甲子園）以来、約８カ月ぶりの実戦登板は上々の試運転となった。

　１回は先頭・真砂を二飛、２番・三森は３球三振（空振り）、３番・中村晃からも空振り三振を奪った。２回は４番・コラスを中飛、５番・田城は空振り三振、６番・栗原は二ゴロに打ち取った。１回は１１球、２回は９球、計２０球を投げた。

▽松坂「久しぶりの実戦登板だったので、探りながらの投球になったと思います。もっとボール自体が暴れるかなと思ったけど、意外と落ち着いていた。最初の実戦ですけど、自分がこう抑えたいなというものを出せた試合だったと思う。（今後は）イニングを増やしていくことと、イニングを増やしていく中での体の反動というか、回復力次第ですね。数多く実戦をこなしながら、もう少し状態が上がってこればいいかなと思う」