【プロ野球】楽天再奪首、ブラッシュ連発 逆転3ラン&ダメ押し2ラン2019年5月29日 紙面から
◇楽天7-2西武楽天は逆転勝ちで首位に立った。0-2の7回にブラッシュの3ランや島内の本盗などで5点を奪って逆転。8回はブラッシュの15号2ランで突き放した。塩見は制球がさえ、7イニング2失点で2勝目。西武は好投を続けていた今井が7回につかまった。 ◇ 盛岡の夜空に、値千金の2発が舞い上がった。2点ビハインドの7回1死一、二塁。楽天の主砲・ブラッシュが左中間席に放物線を描く。14号3ランで逆転に成功。さらにチームが足技で2点を追加し、3点リードの8回1死一塁だ。再びブラッシュの放った打球は左翼ポール上部を直撃。チーム単独トップの15号2ランで西武にトドメを刺した。「1年1度の盛岡でいい1本が打てて良かった。いい投球をしていた塩見のためにもという気持ちだった」。2発5打点の大爆発。頼りになる助っ人は、お立ち台で塩見と肩を組み相好を崩した。 前回対戦した5日も3安打で零封された苦手の西武・今井に、6回まで無安打。そこから鮮やか過ぎる逆転勝ちで、4月26日以来、令和で初めて単独首位に立った。平石監督は「首位? それはどうでもいい」と言いつつ「数少ないチャンスをよく仕留めてくれた」と目を細めた。 殊勲のブラッシュは昨季エンゼルスで、大谷翔平のチームメート。その二刀流が高校時代に160キロをマークした球場だと聞くと「そうなの!? 彼の思い出の球場で活躍できて良かったよ」と目尻を下げた。 (竹村和佳子)
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