| 乱獲で消えた孤島の名物 1970年11月28日 東亜日報 鳥と獣は人が少ない島を好む。それで東海の小国鬱陵島には島を好むスムセ、メジロ、入内雀、カモメ、ムルケなどがいつも海岸で戯れ、鬱陵島の風情を賑わしてくれた。しかし、今では鬱陵島にも多くなった人跡と近代化の波で、ここで最も多かったスムセ(別名カクセ)、メジロが乱獲と乱伐によってほとんど姿を消し、また、補身に良いというムルケもその補身(?)のおかげで人間の祭物として犠牲となり、見られないようになった。それにも増して多くいたカラスも殺鼠剤の二次被害で島のどこを見渡しても見つけることができず、海上の候鳥であるカモメも船人の乱獲のために少なくなっている。 今から70年ほど前、ここ鬱陵島地方ではスムセという鳥が島全体を覆っていた。「クァク、クァク」と鳴くのでここではカクセと呼ばれるスムセは、春になると尾根や海岸の絶壁に直径20~30cmの巣穴を堀って卵を産んでヒナを育てた後、秋になれば海岸へ出て行く。カクセがヒナを育てる巣穴は、島のどこでもカクセ洞という地名が付くほどに多数あったという。しかし、最近数年のうちにカクセは鬱陵島からほとんど姿を消し、一、二羽を数えるほどに急激に減少し、絶滅の危機に置かれている。理由は島の住民たちが食べるために乱獲したからだ。 鬱陵島の開発の当時、夕方に広場で焚き火をするとカクセが火を見て数十羽単位で集まって来て、このとき棍棒を振り回して叩いて捕まえたという。あるいは、住民たちはカクセ窟を見つけると窟内に煙を流し込んで穴から飛び出して来るのを叩いて捕まえたり、出て来ないものはY字型の長い棒を窟内に入れて振り回し、羽根や足が引っ掛かったものを外に引きずり出して捕まえたということだ。このように夏のうちに捕まえて乾燥させてから秋に5~600羽ずつ甕に貯蔵しておき、冬にスープにして食べたり油は灯油あるいは燃料として使った。その結果、カクセは鬱陵島からその数が激減したのだ。 また、鬱陵島特有の入内雀を始め、カラスも農薬の被害でほとんど姿を消したかと思えば、メジロも椿の木の乱伐でその数がめっきり少なくなっているという。7~8年前までなら島の海岸を埋め尽くしていた椿が実の採取によってそれ以上繁殖せず、また、観賞用に陸地にやたらと掘り出したために少なくなり、メジロが羽を休める場所を失っている。 このほかにも、海上を悠々と飛ぶカモメも産卵期になると船人たちが卵と肉がうまいとして日に一千余個ずつ取ることもあったという。このためにカモメも次第に無人島に避難し、鬱陵島近海にはあまり現れなくなったという。 一方、補身に良いというムルケも4、50年前には鬱陵島の道洞、苧洞、沙洞、台霞洞、通九味などどこでも群れているのを発見することができたのが、今では鬱陵島近海ではほとんど姿を消してしまい、独島でだけはただ年に1、2頭が浮上するという。ムルケが暮らす所をここではカジェ窟というが、このカジェ窟も鬱陵島の海岸のどこでも無い所は無かったという。しかし、一部の島民は夜にカジェ窟に入り、棍棒でムルケを殴って捕まえ殺したので、ムルケも見るのが難しくなったという。独島の場合も、ある時は機関銃でムルケを撃って捕まえたこともあるといい、ムルケを捕まえて上司に上納することもあったという。 今や鬱陵島には島の固有の鳥や動物がほとんど姿を消しているが、ただ一つだけ幸いなことは、7年前に陸地のカエルを連れて来て放したのが今は島全体に広がっている。鬱陵島には蛇がおらず猛獣がおらず、馬の飼育は難しいところと知られていて雉もいない。 しかし、このたび林業試験場では陸地の雉を連れて来てここで試験放飼するという。成功するかどうかは住民の協力いかんにかかっていると言える。(鬱陵島=李庚文記者) 1970年11月28日 東亜日報 (翻訳注:本文5行目の「(?)」は記事自体にあるものです。 この記事のうちアシカの部分だけは先日紹介しました。 竹島で機関銃でアシカを・・・・・・ 今回は記事全文の翻訳です。 |
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こんにちは。いつも拝見させていただいております。
日本人ではとても探せない記事の御紹介など、ありがとうございます。この様な記事が有る事を、竹島で漁をしていた方々が大勢生きていらっしゃるうちに解っていればと、とても残念に思います。
それにしても。
コリアンの猛突撃は民族的性質なのでしょうか?
少し前は、蟹の激しい乱獲で、膨大な分量の仕掛網・乱獲による生態系の破壊・漁獲量の激減など、大問題となっていました。
くらげの大量発生、竹島のアホウドリの大量飼育等々。。。
近年は北でアサリが乱獲され、もはや天然物ではないアサリが出回っているとか?
日本人漁師達・沿岸警備員(古くはサキモリ)達が古来ずっと、苦労のし通しなのがひしひしと伝わって来ます。
コリアン達は、自ら行った犯罪や乱獲などに対して認識が無いのでしょうか?それともすっとぼけているだけなのでしょうか?
どちらにしましても、転載させて頂きたく存じ上げます(・_・)/
2015/9/23(水) 午後 6:20 [ nao**_jp ] 返信する
転載は御自由にどうぞ。
「認識が無い」のかそれとも「すっとぼけて」いるのかという見方は、やはり日本人的発想でしょうかねえ。彼らはそのどちらでもないように思います。自分の思うままに振る舞うのは当然のこと、それが何か悪いのかという思考ではなかろうかという気がします。
2015/9/23(水) 午後 7:43 [ Chaamiey ] 返信する
御了承、ありがとうございます。
民族的な感覚の違いのようですね。
仰る様に、コリアン達は自らの欲望ブロードウェイをまっしぐらな人達ですね。目標値しか見て居ないというか、目標値に向いひたすら直進みたいな。
特に日本人に対しては、コリアン達は古来ずっと見下し続けてきている為、自らの罪逃れに使い込み過ぎ、日本国も日本人も凄まじく酷く被害甚大状況です。
私も、投稿を消された事も何度もあり人的被害も出ています。
不逞鮮人の「俺達には、罪悪感が無いんだ!お前には罪悪感が有るからだ!」も、犯罪を止める人が居ないのも、彼等のそのままの感覚なのでしょうね。
2015/9/23(水) 午後 8:34 [ nao**_jp ] 返信する