25日に二十歳となった日本ハムの清宮幸太郎内野手が、札幌ドームでの20代初アーチに意欲を見せた。28日からのロッテ3連戦(札幌ドーム)で今季1号を放つ。
復帰した24日からの西武3連戦で12打数3安打、4打点とまずまずのスタートを切った。清宮は「一打席一打席、良くなっている」と手応えを口にする一方「まだまだ振れていない。これから調子を上げたい」と現状を語る。3安打のうち二塁打が2本と持ち前の長打力を発揮しているが、本塁打はまだでていない。
28日からは今季初めての札幌ドーム。一発を期待するファンも多く詰めかける。「もちろんそういう気持ちでやっているし、そういう結果になればいいと思います。札幌は久々ですし、ホームでやる気持ちよさがある。そういうのをしっかり味わいたい」。豪快な一振りで完全復活を印象付けたい。
栗山監督も「状態が良くないのは分かって1軍に上げた。でも、そのレベルでもヒットを打つと思っていた。状態としては26日の練習から上がり始めている」と期待を込める。清宮が北の大地でもう一段、ギアを上げる。 (土屋善文)