トップ > 静岡 > 5月28日の記事一覧 > 記事

ここから本文

静岡

浜岡原発についての意識調査 牧之原市

◆「安全なら稼働」過去最高

写真

 牧之原市が実施した市民意識調査(速報値)で、全炉停止中の中部電力浜岡原発(御前崎市)について「安全を確認できれば稼働した方がよい」が前年比2・1ポイント増の25・7%で過去最高となった。

 これまでの過去最高は二〇一六年度の23・8%。過去最低だった東日本大震災翌年の一二年度に比べると7・2ポイント増えている。杉本基久雄市長は二十七日の定例会見で、「中電が住民対象の施設見学会をこまめにやっており、津波対策への評価が広がっているように感じる」と話した。

 「停止しておいた方がよい」は0・6ポイント減の48・8%で二年連続の過半数割れとなり、「どちらともいえない」は2・2ポイント減の15・1%だった。

 調査は四月下旬、無作為に抽出した十六歳以上の市民千四百人に調査用紙を郵送し、回答率は50・3%だった。

 市は東日本大震災があった一一年度から毎年、市民意識調査で浜岡原発に関する質問を実施。一一年度は「停止しておいた方がよい」が53・6%、「安全を確認できれば稼働した方がよい」が19・8%だった。

(佐野周平)

 

この記事を印刷する

中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井 読者の方は中日新聞プラスで豊富な記事を読めます。

中日新聞しずおかの記事はこちら

新聞購読のご案内

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山
地方選挙

Search | 検索