こんにちは、新卒で入った会社を先ほどクビになりました。通算57日目です。多分これが一番早いと思います。
通報までの経緯(というかすべての元凶)はこちらをご覧ください。
お品書き
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残業代は出さないぞい
いろいろな方から助言を頂き、試用期間が終わるまで労基には行かない予定でした。
んで今朝出社すると
「つゆきくんさ、ちょっと来てもらえる?」
と偉い方にいわれ、そのまま会議室に行きました。「なんだろ?昇進?昇給?いやいや、まだ試用期間やぞ」とワクワクしながらその人を待ちました。
偉い人「残業代の件で総務に相談したらしいんだけど、うちでは17時半だったのを17時にして、15分休憩してから残業ってスタイルを取っているのね。だから残業代の請求には応じません。」
と開口言われました。(以前総務の方にも相談しましたが同じことを言われた。)
まず15分休憩ってなんや、ってのと残業代30分刻みってアウトじゃない?と思っていたので試用期間が終わっていたらこの件で通報しようとしていました。このお話で終わり・・・かと思ったら違いました。気づいたら人が入ってきて3人ぐらいに囲まれていました。
ブログ、ばれる
偉い人「そういえばつゆき君ってブログをやっていますか?」
つゆき「ゑ?」
すると、ノートPCの画面を見せてくれました。そこには僕のブログが、タイトルは「入社1週目で労基に通報してから2回目の通報に行ってきた」。
なぜばれたかというと社内の人が上の人に知らせたそうです。僕が書いたのがばれているのも怖いしネットの世界は怖すぎる。
つゆき「・・・はい、そうですが・・・。」
偉い人「単刀直入に聞きたいんだけど、君労基に通報したんだってね。」
つゆき「その通りでございます。」
この時厳重注意で済むのかと思ってました。
・・・ました。
ここにサインを
偉い方「で、うちとしてなんだけど、まず社内に相談してほしかった。対外的に漏らすことで弊社の信用も落ちる。」
一応総務の方に相談したけど、もっとガチで相談してほしかったらしいです。
つゆき「名前は出していませんので信用が落ちることはないと思います。」
偉い方「そう言い切れるんですか、名前を出さないって言いきれるんですか。」
つゆき「100%は存在しないので言い切れはしません。」
偉い方「では信用を落とすこともあり得ますね。」
その理屈が通るなら社員全員が通報する可能性が0じゃないから、後ろの席の人永遠に問い詰めてくれ。
偉い方「社内のコミュニケーションを粗末にして、それでいて情報を外に漏らすなんてありえない。うちとしては営業手当は社員に自由度を持たせるって上でこのような形にした。それは社員からの要望もあった。」
なんだかわかんなくなってきた、60時間残業して「もうあきらめかなぁ」って人いましたよ。違法労働でも社員からの要望があったからそうしたってこと?
よく考えれば合わない人はやめているし、その制度に会う人しか会社に残らないから当然と言えば当然である。
つゆき「要望があったんですね。」
偉い方「なので社内でコミュニケーションが取れない人は本意ではないけど・・・ここに退職届を持ってきたのでサインをしてほしい。」
そう言って僕に退職届を渡されました。
刑事訴訟として訴えるからね
あ、そういうことか、クビか。なんで偉い人に囲われているか今理解した。会社を良くしたいという思いもあったのにこの結末か。僕の会社を良くしたいって思いは全く違うベクトルを向いていた。
つゆき「ここでサインをしないという選択はございますか?」
偉い人「そうしたら解雇通知って形になります。解雇通知には理由が必要なので、タイムカードなど社内データを無断で持っていったとして、最悪あなたを刑事訴訟します。」
刑事訴訟という話を聞いて完全に腰が引けてしまった。思考が停止した。よく考えれば何も問題がないことなのに。
「他に労基に訴えている方は社内情報を持ち出していますが何も問われていません。」というのが精いっぱいだった。
偉い人達からは「あなた最初から訴えるつもりでこの会社入社したの?(そんなつもりは一切ない)」とか「守秘義務」って言葉しか出てこなかった。
「君許可もらった?」
「社外機密を持ち出したんだよ、守秘義務守りなさいよ。」
「こちら側としても丸くまとめたい。(から早く退職届かけ)」
コミュニケーション能力低いと言われてからうんうんうなづいて人の話を聞くようにした。でも違う、その場でスマホを開いて反論をするべきだった・・・。本当に後悔している。面と向かって
君許可もらった?:別に貰わないで大丈夫
社外機密を持ち出したんだよ、守秘義務守りないよ:就業規則やタイムカードなどの資料は守秘義務の対象となる秘密には該当しません
こちら側としても丸くまとめたい。:けど退職届には応じられない
こう反論すればよかった。
僕の推測ですが、退職届だと給料が2週間分出て、解雇だと30日分の給料を出す必要があるということ、また解雇届だと「不当だ」と労基に持っていけるが、退職届だと「自分から判断した」と相手の主張になるからだと思います。
参考記事
社長からの電話
んでさらに問い詰めは続き、ブログの内容を見られながら
「このブログ書こうとした経緯は何?」とか
「この[黒き者]って表現ってブラック企業って意味?会社に悪い印象を与えているでしょ。」
と圧縮布団袋のように潰され、「早く楽になりたい、もう解放されたい」と完全にまいってました。
その時に社長から内線がありました。
社長「どうしたの?」
こっちが聞きたい
つゆき「今説得を受けております。」
社長「そうなんだ、うちもね昔時間で管理していたんだけど、社内から『ガチガチに縛らないでほしい』って要望があったので営業手当って形にしたんだよ」
つゆき「社内をよくしようとしていたんですね」
社長「つゆきくんのやった行為はね、反社会的行為よ、モラルの欠如。」
つゆき「そうなんですね(疲れて返事が精いっぱい)」
社長「君賢いから、上手くやっていけると思うから。一週間ぐらいして落ち着いたら電話かけて、相談に乗るから。」
そう社長にチョコレートのような甘い言葉をかけられた時に、プツンと糸が切れた。我慢の限界が来た。もういいや、社長に説得されたってことでサインすれば楽になる。がんばった、もうサインしよう。
退職届にサインをしました。折れてしまった。サインをしているときにお偉いさんの口が少し緩んでいた。
サインをしたら「では社長さんに説得されたということですね。」と言われそこから一切訴訟の話をしなかった時点でいろいろ察した。これで訴えられる不安はなくなったとか思ったのかな。かれこれ約3時間ほど追い詰められ、僕は印鑑を取りに自分の席に帰りました。
その後
偉い人の同行で会社の自分の席にあった私物を片付け、周りの人にお礼を言って退社しました。後日手続きでまた呼ばれるそうです。
つゆき「最後に一点だけ、僕のブログ見てどう思いました?」
偉い人「・・・やばいなこいつって思った。」
・・・やばいか・・・。便利な言葉。
今後の予定
行きつけの自転車屋さんにお話を聞いてもらったらすっきりしました。
「君は法定速度以下で走る車だねぇ、正しいんだけどみんなからウザがられる。」
って表現ずっと使いたい。
気持ちが落ち着くまで自転車に乗ってどこか放浪の旅にでも出かけます。もちろん就活再開です。僕の通っていた大学がOBでも就職相談に乗ってくれるのでそちらに駆け込みます。
最後にやりたかった奴やらせてください
ほしいものリスト
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助言、ざまぁみろなどあればぜひ書き込んでください。
5月27日 追記
退職したその日
友達が焼肉を奢ってくれました。出世払いさせてくれ、勤めてないけど。
批判から賛同までコメントありがとうございます。一つだけ、音声は録ってます。今データの使い方を調べています。