東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 社会 > 紙面から > 5月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【社会】

地上イージス配備「秋田は適地」伝達 防衛省 知事「すぐ結論出ない」

 原田憲治防衛副大臣は二十七日、地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」を巡り、配備候補地の陸上自衛隊・新屋演習場(秋田市)を抱える秋田県の佐竹敬久知事らと県庁で会談した。昨年秋から進めていた周辺への影響調査で「問題ない」との結果が出たと報告。同演習場は「適地」との判断を伝え、理解を求めた。佐竹氏は「すぐに結論は出せない」と話した。

 防衛省側は、同演習場の代わりに配備できる場所がないか、青森県つがる市や山形県酒田市など東北地方にある十八カ所の国有林などを検討したものの、レーダーを遮蔽(しゃへい)する山があるなどとして「不適だ」と判断したと説明。

 秋田市に配備する場合、警備をしやすくするため、演習場近くの県道を付け替えて県有地を取得するとした。佐竹氏は「防衛省の資料をよく見た上で(市などと)協議していく。今後、要望することがあるかもしれない」と応じた。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】