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2019.05.24

テーブルクロス城宝薫さんが進める社会貢献とビジネス。

5月20日からは、

株式会社テーブルクロス代表取締役社長の城宝薫さん登場。

大学生という異例の若さで経営者になった背景や、

社会貢献が出来るグルメアプリ「テーブルクロス」とはどんなアプリなのか、

若き世界の女性起業家に伺いました。

 

テーブルクロスについて コチラ

 

5月20日(月)  大学生で起業家に・・・

大学在学中に、株式会社テーブルクロスを起業し、

同時にテーブルクロスというグルメアプリの運営をスタート、

テーブルクロスは、アプリを通して飲食店を予約するだけで

予約人数分の給食が、途上国の子供たちに届くというシステムのグルメアプリ。

通常、飲食店の広告メディアにお店を掲載する場合は

掲載するだけで、広告料が発生するが、

テーブルクロスの場合は予約した時初めて

人数分の広告料が発生するという今までに無い、

飲食店広告メディアになっている。

国内のNPO法人と提携し、現在は途上国7カ国を対象に、

月におよそ100校もの学校に給食を届けている。

自身が小学生の時、インドネシアで当たり前のように

小さい子供が働いている環境を目の当たりにし

自分がいかに幸せか、という事に気づき、

将来そんな子供たちの為になりたいと考え、

飲食店の広告会社でのアルバイトの経験を生かし、起業に至った。

 

5月21日(火)  起業に必要な資金は1億円

飲食店の検索メディアを作るには、

膨大なシステムが必要で、

1億円もの資金が必要だということがわかった。

銀行や出資してくれる企業を探し、なんとか資金を調達。

そんな苦難の道を乗り越える事が出来たのは、

アメリカに留学した際、障害者支援を行うNPO法人の

ミーティングでの経験が、ずっと頭の中にあったため。

そこでは寄付やボランティアを募るのではなく、

利益を生みながらも、社会貢献につなげる事が出来る

ビジネスモデルについて話し合っていた。

そうして開発された、テーブルクロスは無料のアプリで、

アプリをダウンロード後、気になるお店を検索し、

電話予約やLINE予約をする事で、世界の子供達に

給食が届くようになっている。

お店側が予約人数などを、逐一、管理しないでもいい

システムを作る為に、多くの人の協力や苦労を要した。

 

 

5月22日(水)  起業の失敗とは何か?

テーブルクロスのようなCSV(Creating Shared Value)と言われる、

利益を想像しつつ社会貢献を行う企業は、

日本にはまだまだ浸透していないという印象が強い。

今のテーブルクロのシステムを作り上げるまでには、

様々な苦労や困難があり、何度も挫けそうな時があった。

起業する際、とても失敗を恐れていて、

ある時、仲間からの言葉がきっかけで

何を持って失敗というのか、自問自答し、

世界中の人々を幸せにする、という目的を

達成出来なかった時初めて、失敗だと考えるようになった。

 

 

 

5月23日(木)  世界各国の仲間達

社員のおよそ7割が外国人で構成されている。

今はアメリカ、オーストラリア、イギリスなどなど

何カ国もの仲間達と共に、テーブルクロスを運営している。

起業当初は、とにかく技術力のある社員が必要で、

海外の人材派遣会社などに、ひたすら掛け合っていた。

ここ最近は日本で働く意思のある、外国人学生がインターンに

来ていて、その延長で社員になるというケースが多い。

幸い当時も今も、日本で働きたいと考える

外国人エンジニアはとても多かった。

苦労したのは人材探しだけで無い。

起業当初は会社で法人口座を作ることも難しかった。

 

しかし、今考えると、無知だからこそ、

思い切って起業に踏み切る事が出来た、と感じている。

 

 

 

5月24日(金) 日常生活に溶け込む寄付モデル

「テーブルクロス」は飲食店を予約をするだけで、

予約した人数分の、給食が途上国の子供達に届く

という社会貢献の出来るグルメアプリ。

今は全国、47都道府県におよそ3000店舗の加盟店があり、

今後は福岡周辺の都市部を強化していく方針。

長期間での会社の目標は、日本に金銭的負担がなく、

日常生活の延長で出来る、寄付モデルの確立。

世界中の子供達が幸せになる、と思えば

いくらでも努力や苦労は惜しまない。

若い起業家だからこそ、知識や経験が少ないため、

逆にいつでも今後の展開に、ワクワクする事が出来ている。

 

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