「僕の犬」(vap、1996年9月発売) ちょうど10年前に発表されたアルバム。同タイトルのシングルも同時発売。 EPICソニーから、vapに移籍しての第1弾アルバム。 現在は発売されていません。もし聞きたい方がいたら、 レンタルCDか、中古CD屋さんを回ってみてください。(えっ、そこまでして聞きたくない?) 1. スーパーショット いきなり外人(Arlon Gowdyという方らしい)のラップから始まる。かなりかっこいい、 のだが、2分30秒後から気の抜けた所さんの歌が始まるという曲。 唄の出だしが「ゴルフがへたになっちゃった」だもの。脱力系の歌。 2. 海老名の穴 現在「林家正蔵」となってしまった、元「林家こぶ平」をテーマにした歌。 テイストは、ロシア民謡風で、途中の間奏にベンチャーズが入ってくる、ヒーロー主題歌物(これじゃ全然意味わかんないでしょうね、聞かないと) ちゃんとこぶ平さんも参加されています。 しかもなぜか林家ペー・パー子さんも出てきます。とても面白い歌です。 3. 忘れてしまうのであろう 日本テレビ系の長寿番組「所さんの目がテン」のテーマ曲。ちゃんとした歌。 4. 春一番前 デビュー3枚目のアルバム「成りさがり」の中に入っている曲の、セルフカバー。 といっても、歌詞は全く違います。なので、「春一番前'96」といったところか。 THE ALFEEの坂崎幸之助さんが参加。 坂崎さんは「成りさがり」バージョンも参加しているので、18年ぶりの共演ということになる。 5. ずっと ずっと ダイエットを試みる女性に対する、アンチテーゼのような曲。皮肉たっぷり。 6. あこがれの富士山 外国人労働者の悲哀を描いた問題作(?)。 トリオ・ロス・パンチョスを髣髴とさせるメロディと、ラテン語風な歌詞。 「ムヤミヤタラント アテモナククンジャネーヨ シゴトアマテーネンダージョ ドウスンノケ」が出だしの歌詞。すごいですねぇ。 7. ちり紙 この曲も坂崎さんが参加。まさかのテイク4。 ちり紙はトイレットペーパーよりも広くて安心感があるという、 ただそれだけの歌なんですが、曲調はワルツ。 8. ドコドコドコドコ ココココココココ タイトルからして意味がわからないが、 要は足の小指を思いっきりぶつけたという歌。 アレンジがとても斬新で、いわゆる変拍子を使っていて、それがとてもかっこよい。 9. ラクダの商人 所ジョージアラブ三部作の第2弾(1曲目は「世田谷のアラブ人」3曲目は「時間の山」) 所さんが近年の自身の作った曲の中で、最高傑作と言ってお気に入りだった曲。(今もそうかは不明) 10, ボーイング747 曲調はタンゴ、詩の雰囲気は軍歌、で内容は、ハワイ旅行というめちゃくちゃな曲。 途中セリフも入る。当然所さんだから、面白い。 11. 新作童話集 この曲も坂崎さんと一緒に。 もともと所さんのデビューアルバム「現金に手を出せ!!」の中に入っている、 「良い子の歌シリーズより 新作童話集第1巻」という歌が元になっている。 その曲の新解釈バージョン。 ただ単に下ネタになっただけですが。全編ソフト下ネタの曲。 坂崎さんとの掛け合いは絶品。 12. ひかえ芽に春 とてもほのぼのとした、フォークソング。 本当は3番まである曲なんですが、なぜか2番で終わってしまう。 所さんいわく「曲が多くなりすぎて、CDに収まらなくなった」ため。 13. 二人でワルツ 久本雅美さんとのデュエットソング。 いわゆるラブソングなんだろうが、まあ所さんのことだから、一筋縄にはいかない。 一緒に見ている月を、自分のものにしたいと思っている恋人同士が、 一緒に住めないのなら「ふたつにワルツ」という、ダジャレなオチ。 しかし、久本の歌のひどさはすごい。これでOKになったといったら、 よっぽど他のテイクがひどかったのか、もうこれ以上無理だと判断したのか・・・。 14. 僕の犬 「1億人の大質問!?笑ってコラえて!」のエンディングテーマ。 「僕の犬」のモデルの犬は、所さん家で飼っていたシベリアン・ハスキー「インディ君」。 かなり長生きしたようで、17~8年は生きていたそう。 「トヨタ・キャバリエ」という車のCMにも所さんと出ていました。 もう廃盤のCDをここまで詳しくレビュー書く意味あんのかね。 まあ、一応僕の覚え書きって事で。 |