◆第86回日本ダービー・G1(5月26日、東京・芝2400メートル、良)
7071頭の頂点を決める令和最初のダービーは3歳馬18頭で争われ、12番人気のロジャーバローズ(牡3歳、栗東・角居勝彦厩舎、父ディープインパクト)が浜中俊騎手を背に好位2番手から抜け出し、G1初制覇を飾った。勝ち時計はドゥラメンテが2015年にマークした2分232を上回る2分22秒6のレースレコードだった。
2着には3番人気のダノンキングリー(戸崎圭太騎手)が入り、2番人気のヴェロックス(川田将雅騎手)が3着に続いた。圧倒的1番人気に支持された皐月賞馬のサートゥルナーリア(ダミアン・レーン騎手)は4着に敗れた。
角居勝彦調教師(ロジャーバローズ=1着)「「前回(2007年のウオッカ優勝)はわけが分からず、勝ったという感じです。今回は(自厩舎で)1番人気を背負った馬(サートゥルナーリア=4着)もいたので複雑です。前々走はパニックになっていたが、使うごとに落ち着きを取り戻しつつあった。いい枠に入ったと思いますし、サートゥルが出遅れてみんなが動けなかったと思います。辛抱強く長い脚を使う馬ですし、こういう速い馬場には適応すると思っていた」