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【競馬・ボート・競輪】

[競馬]葵ステークス ディアンドル5連勝で重賞初制覇

2019年5月26日 紙面から

 「第2回葵S」(重賞・25日・京都・芝1200メートル)は、先行した3頭からやや離れた4番手を進んだ単勝1番人気のディアンドルが直線抜け出し、追い上げたアスターペガサスを頭差抑えて、5連勝で重賞初勝利を挙げた。藤岡佑介騎手(33)、奥村豊調教師(41)は共に同レース初勝利。奥村豊師は2015年の開業以来、JRA重賞初勝利となった。アスターペガサスが2着、アウィルアウェイが3着だった。

 勢いは止まらなかった。ディアンドルが未勝利から5連勝で一気に重賞勝利までもぎとった。4番手追走から直線へ向くと、左ムチを連打されながら、残り100メートルで先頭に立ち、アスターペガサスの猛追を振り切った。初騎乗の藤岡佑は「前走で乗ったルメールから、馬を気にするところがあると聞いていたけど、我慢してしっかりと走れていた。並び掛けられたが、馬が抜かせないぞという気持ちを出してくれた」と笑顔で振り返った。

 開業5年目で自身も初の重賞タイトルを手にした奥村豊師は「特に気にしていないが、これから実感が湧いてくるかもしれません」と話し「スピードの能力が高い馬で、体調を整えることを考えていた。結果を出せて良かった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 次走は未定。「馬は成長すると思うし、どうなっていくか楽しみ」と師は今後の活躍を期待した。“快速娘”がさらなる大舞台へと歩みを進める。 (京都競馬取材班)

◆アスターペガサス2着 13番人気に反発

 13番人気のアスターペガサスが直線、鋭く伸びて2着。先に抜け出していたディアンドルに頭差まで迫り、昨年の函館2歳S優勝馬としての意地を見せた。「1400メートル、1600メートルも頑張ってこなしてくれていましたが、やはり1200メートルは合っていますね。一番力を発揮できる距離です」と福永。メンバー最速タイの上がり3F33秒4をマークして、1200メートルに対する高い適性を改めて示した一戦となった。

 

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