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【ゴルフ】

みなみ、異次元チャージ! 大会コース新62で単独首位

2019年5月26日 紙面から

第2日、18番で第2打を放つ勝みなみ=中京GC石野コースで(高岡辰伍撮影)

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◇中京テレビ・ブリヂストンレディスOP<第2日>

 ▽25日、愛知県豊田市・中京GC石野C(6482ヤード、パー72)▽晴れ、31.3度、西1.7メートル▽賞金総額7000万円、優勝1260万円▽108選手(うちアマ9人)▽観衆7204人

 勝みなみ(20)=明治安田生命=が1イーグル、8バーディー、ノーボギーの異次元ラウンドを展開。大会コースレコードの62をマークして通算14アンダーで前日の5位から単独トップに立った。3打差の2位に松田鈴英(21)=ニトリ=をはさみ、8アンダーの3位には新垣比菜(20)=ダイキン工業、河本結(20)、吉本ひかる(20)=マイナビ=と、勝と同じ“黄金世代”の面々が続いている。

 怒濤(どとう)の猛スコアをマークした勝が一気に突き抜けた。「今季一番(のプレー)。何をしてもうまくいったし、運も良かった」。諸見里しのぶ、岡山絵里の大会コースレコードを1打塗り替える新記録だ。

 5番パー4で4メートルのバーディーパットを沈めると、6番2メートル、7番50センチ、9番2メートルと、チャンスを確実に決め32でターン。後半は13番パー5で残り240ヤードの第2打をピン横1メートルに乗せ、今季3つめのイーグルを奪った。

 「ただ…」と勝が振り返る。「そこまではなんだか構えが気持ち悪かったんです。アドレスで下半身がムズムズして、どっしり地に足がつかない感じ。いろいろ試していたけど、しっくりこなくて」という。

 その正体不明の違和感も14番で解消。「ボールと自分の間隔を2センチぐらい離してみたら、すごくドライバーショットが良くなった」。たった2センチ。そのわずかな修正が勝の背中を押した。こうなれば、もう手が着けられない。14番で2メートルを決め、15番のパーをはさんで16番からは3ホール連続バーディーでラウンドを締めくくった。

 日課となった親友・小倉ひまわり(同期プロ)と「お互いの毎日を振り返り、反省したりアドバイスしあったりする」という電話ミーティングも「今、ここ、自分」に集中できる原動力という。「今、ゴルフが楽しい。今日はもう終わったので忘れて、また明日の準備をするだけです」。プロテスト合格同期の松田、新垣と3人で回る最終日最終組へ向け、気負いも焦りもない。シーズン2勝目をつかみ取る。 (月橋文美)

 

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