桐蔭横浜大ルーキー山田がデビュー戦ハット！　次はFC東京と対戦

　サッカーの第９９回天皇杯全日本選手権は２５日に開幕して各地で１回戦９試合が行われ、桐蔭横浜大（神奈川）は山形大医学部に８－０で大勝した。７月３日の２回戦では、Ｊ１のＦＣ東京と対戦する。

　今季からＪ３に参戦する八戸（青森）は栃木シティに２－０で快勝。Ｊ３の讃岐（香川）はＰＫ戦の末に松江シティ（島根）を、群馬は延長で東京国際大（埼玉）をそれぞれ退けた。いわきＦＣ（福島）は仙台大（宮城）に敗れた。

　大学に入って初めて公式戦のピッチに立った男が見事にハットトリックを記録した。桐蔭横浜大のルーキーＦＷ山田新（川崎Ｕ－１８）だ。前半終了間際から交代で出場し、後半に３ゴールをマークした。

　３－０で迎えた後半１５分に右足で決めると、同２７分には左足のトリッキーなシュートで流し込んだ。そして、仕上げは後半のアディショナルタイム。右サイドから左足で狙いすまし、ゴールネットを鮮やかに揺らした。

　ハットトリックを達成したのは中学生のとき以来という１８歳は、「１点は絶対に取ってやろうと思っていました。でも、３点も決められるとは考えていませんでした。自分でもビックリしています」と振り返った。２回戦はＦＣ東京戦。「（プロ相手にも通用する）自信があるので、試合に出たら、絶対にまた点を取りたいと思います」と意気込んだ。　（関孝伸）