トップ > 中日スポーツ > 芸能・社会 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【芸能・社会】

田口容疑者「大麻」で“場外乱闘” 高樹沙耶さん持論展開に反論も

2019年5月25日 紙面から

送検のため東京湾岸署を出る田口淳之介容疑者と(右)小嶺麗奈容疑者(いずれも隈崎稔樹撮影)

写真

 アイドルグループ「KAT-TUN」の元メンバー田口淳之介容疑者(33)と、女優の小嶺麗奈容疑者(38)が大麻取締法違反(所持)容疑で逮捕された件で、元女優の高樹沙耶さん(55)が医療大麻合法を訴える立場からSNSで持論を展開している。それに対し、テレビやネットで芸能人らが反論するなど、当事者不在の“場外乱闘”の様相を呈してきた。田口、小嶺両容疑者は24日、留置先の東京湾岸署から東京地検に送検された。

 高樹さんは2017年に大麻取締法違反(所持)で懲役1年、執行猶予3年の有罪判決を受けている。高樹さんは24日、自身のツイッターを更新。田口容疑者に対し、TOKIOの国分太一(44)が23日放送のTBS系「ビビット」(月~金曜午前8時)でコメントした内容について批判した。高樹さんは「オレの知っている田口はこんなヤツじゃない」と発言した国分の記事をツイッターに添付し「『こんなヤツ』にしているのは大麻が悪いものだという日本の誤った教育からくる偏見でしかない」と持論を展開。「そしてそれにさらに泥を塗る報道」とかみつき、「大麻の現時点で解明された本当の真実に基づいた法改正と真実の流布をお願いします」とツイートした。

 これに対し、高樹さんのツイッターには批判的なコメントも寄せられており、高樹さんは自身のブログでは、批判を寄せたネットユーザーに向けたのか「あなたの中のこの社会への憎悪、身近な不満、もどかしい感情が炎となり、その時、わたしの事がよく燃える薪に見えるのなら…。仕方ない、その時は今みたいにバンバン燃やしてくれればいい」とした。

 同日、フジテレビ系「バイキング」(月~金曜午前11時55分)に生出演した東国原英夫(61)は「この方(高樹さん)、執行猶予中ですよね。悪いと思ってないんでしょうね。大麻は現状で日本では違法ですから」などとコメント。司会の坂上忍(51)は「そうそう考えって変わらないんですかね」とした。

◆湾岸署から移送

 田口容疑者は24日午前7時10分ころ、東京湾岸署から送検されるため、黒縁の眼鏡に灰色のスエット姿で黒いワンボックスカーの後部座席に乗車した。約70人の報道陣が集まり、無数のフラッシュがたかれたが正面を見つめたまま。早朝のためかファンの姿はなかった。

 小嶺容疑者は午前9時35分ころに同署を出発した。髪を結び、田口容疑者と同じスエット姿。後部座席の中央に座り、口をきつく結びながらも少し伏し目がちの様子だった。田口容疑者が出発してから約2時間後だったが、ファンや一般人の姿はなく、2012年以降芸能活動を停止している現状を物語っていた。

 関東信越厚生局麻薬取締部は22日午後1時45分ごろ、東京都世田谷区内の自宅マンションで乾燥大麻数グラムを所持したとして、同容疑で2人を現行犯逮捕していた。

 捜査関係者によると、所持容疑について田口容疑者が「大麻は2人のもの」、小嶺容疑者は「自分だけのもの」とし、供述に食い違いがあるという。

 

この記事を印刷する

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ