タイ特殊詐欺グループ15人移送 背後に九州の暴力団関係者か
タイで摘発された日本人の特殊詐欺グループ15人が日本に移送された。
グループの背後には、九州の暴力団関係者がいるとみられ、警視庁は実態解明を進めている。
半田新九郎容疑者(37)ら15人は、福井市の女性(50代)から電子ギフト券30万円相当をだまし取った詐欺の疑いで24日、タイから日本に向かう航空機内で逮捕され、夕方、羽田空港と成田空港に到着し、都内の警察署に移送された。
調べに対し、2人が「間違いありません」などと容疑を認め、6人が「身に覚えがありません」などと否認し、残りの7人は黙秘しているという。
グループは、2019年1月から3月まで同様の手口で、全国の少なくとも80人から7,000万円以上をだまし取ったとみられている。
警視庁は、15人のほかに指示役がいるとみて調べているほか、グループの背後には九州の暴力団関係者がいるとみて実態解明を進めている。