液体ロケットエンジン用の燃料ターボポンプの設計と流体解析を繰り返して、必要圧力690万PaAと必要流量を達成しました。
次がメリディアン流れ平均位置流れ面での1段目斜流ポンプ動翼から静翼、そして2段目遠心ポンプインペラへの圧力色分布と相対流れ流蹟線群を見たものです。
これを見ると斜流ポンプで圧力がある程度上がり、2段目インペラで滑らかに昇圧している様子が分かります。
相対流れ流線も滑らかにブレードに沿って流れ込み、翼間の渦領域や停滞領域もインペラでは無く効率の高い良い流れ状態です。
流れ状態は全体的に良いことから2段インペラの必要軸動力は98kw程度になっています。
次はボス近傍の流れ面での圧力分布と相対流線群の表示です。
次はシュラウド近傍の流れ面での流れですが、斜流ポンプ静翼の翼間流れに滞留渦領域が見られることから、この部分を改良設計したモデルの流体解析計算も開始しています。
次は燃料ターボポンプの入口から出口までの3次元流線群表示です。
これを見るとポンプ入口ケーシングでは回転と同方向の旋回流れが生じているので、入口セパレーター翼を次モデルで追加します。
<今日の流れ>
午前中は資料関係の作成を行い、午後は来客があり打合せです。